78 / 81
最終章
第九話 名探偵リアーナ?
しおりを挟む
私はウルディラーンを連れて行かれるのを止める事が出来なかった。
明らかに誰かの捏造に違いない筈なんだけど、証拠というものが全く無かった。
そして…2日経ってもウルディラーンは帰って来なかった。
それと同時に、痴漢騒ぎはウルディラーンが捕まった事によりピタリと止んでいた。
それは明らかに…ウルディラーンを罠に嵌める為の画策としか思えなかった。
私は落ち込んで項垂れていると、ルーナリアは私の元に来て寄り添ってくれていた。
そんな私はルーナリアを見て………ある事に思い付いたのだった。
「そういえばルーナリア、かなり前の話になるけど…ドミニオンを私から奪って婚約する為についた嘘って何だっけ?」
「何で今更そんな話を蒸し返すの?」
「ううん、ちょっと気になってね…」
「あの時は確かお姉ちゃんのポーション開発の成果を私の物にして…」
「それじゃ無くて、別な理由の方。」
「あの時は…お姉ちゃんに嫌がらせや虐待を受けていたって話した記憶があるね。」
なるほどね、そうなると…?
ウルディラーンの痴漢騒ぎが起こったのは、ベルシュナーデ王国に召喚状が届いて向かったすぐ後だった。
「ねぇ、お姉ちゃん?」
「ウルディに罪を捏造させたり、私が一切狙われなかった理由がわかったかも…」
「それは…誰がそんな事?」
「私の読みが正しければ、もうすぐベルシュナーデ王国の第一王子と第二王子が店に来るわね。」
「えーっと…どういう事?」
ルーナリアには何故私がそんな事を言うのか意味不明な顔をしていた。
私はルーナリアに説明をしようとした時に、第一王子と第二王子が慌てた様子で店に入って来たのを見てルーナリアは驚いた様子だった。
「お姉ちゃん、なんで分かったの?」
「二人の王子はまず私を心配した声を掛けてから、次にウルディを散々罵るわよ。」
「そんな事は流石に…」
ルーナリアは疑ったが二人の王子は案の定、私の言った通りに私を気遣った後にウルディラーンを散々罵っていた。
私の言った通りに事が運んだのを見て、ルーナリアは私を信じられない様に見たのだった。
「本当に言った通りになったね? それでこの後は…?」
「今度は王城まで私を連れて行こうとするわね。 ウルディは騎士団に連れて行かれたけど、屯所では無く、多分王城の牢屋にいるわ。」
「犯罪者扱いをされて牢屋で取り調べかぁ? 無事なら良いんだけど…」
そして案の定、二人の王子から一緒に王城に行く様に命じられた。
私は馬車に乗って王城に着いてから謁見の間に向かうと、国王陛下からウルディラーンの件の話をされたのだった。
さて、この茶番劇をどうやって終わらせてあげようかな?
明らかに誰かの捏造に違いない筈なんだけど、証拠というものが全く無かった。
そして…2日経ってもウルディラーンは帰って来なかった。
それと同時に、痴漢騒ぎはウルディラーンが捕まった事によりピタリと止んでいた。
それは明らかに…ウルディラーンを罠に嵌める為の画策としか思えなかった。
私は落ち込んで項垂れていると、ルーナリアは私の元に来て寄り添ってくれていた。
そんな私はルーナリアを見て………ある事に思い付いたのだった。
「そういえばルーナリア、かなり前の話になるけど…ドミニオンを私から奪って婚約する為についた嘘って何だっけ?」
「何で今更そんな話を蒸し返すの?」
「ううん、ちょっと気になってね…」
「あの時は確かお姉ちゃんのポーション開発の成果を私の物にして…」
「それじゃ無くて、別な理由の方。」
「あの時は…お姉ちゃんに嫌がらせや虐待を受けていたって話した記憶があるね。」
なるほどね、そうなると…?
ウルディラーンの痴漢騒ぎが起こったのは、ベルシュナーデ王国に召喚状が届いて向かったすぐ後だった。
「ねぇ、お姉ちゃん?」
「ウルディに罪を捏造させたり、私が一切狙われなかった理由がわかったかも…」
「それは…誰がそんな事?」
「私の読みが正しければ、もうすぐベルシュナーデ王国の第一王子と第二王子が店に来るわね。」
「えーっと…どういう事?」
ルーナリアには何故私がそんな事を言うのか意味不明な顔をしていた。
私はルーナリアに説明をしようとした時に、第一王子と第二王子が慌てた様子で店に入って来たのを見てルーナリアは驚いた様子だった。
「お姉ちゃん、なんで分かったの?」
「二人の王子はまず私を心配した声を掛けてから、次にウルディを散々罵るわよ。」
「そんな事は流石に…」
ルーナリアは疑ったが二人の王子は案の定、私の言った通りに私を気遣った後にウルディラーンを散々罵っていた。
私の言った通りに事が運んだのを見て、ルーナリアは私を信じられない様に見たのだった。
「本当に言った通りになったね? それでこの後は…?」
「今度は王城まで私を連れて行こうとするわね。 ウルディは騎士団に連れて行かれたけど、屯所では無く、多分王城の牢屋にいるわ。」
「犯罪者扱いをされて牢屋で取り調べかぁ? 無事なら良いんだけど…」
そして案の定、二人の王子から一緒に王城に行く様に命じられた。
私は馬車に乗って王城に着いてから謁見の間に向かうと、国王陛下からウルディラーンの件の話をされたのだった。
さて、この茶番劇をどうやって終わらせてあげようかな?
73
あなたにおすすめの小説
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
悪女と呼ばれた死に戻り令嬢、二度目の人生は婚約破棄から始まる
冬野月子
恋愛
「私は確かに19歳で死んだの」
謎の声に導かれ馬車の事故から兄弟を守った10歳のヴェロニカは、その時に負った傷痕を理由に王太子から婚約破棄される。
けれど彼女には嫉妬から破滅し短い生涯を終えた前世の記憶があった。
なぜか死に戻ったヴェロニカは前世での過ちを繰り返さないことを望むが、婚約破棄したはずの王太子が積極的に親しくなろうとしてくる。
そして学校で再会した、馬車の事故で助けた少年は、前世で不幸な死に方をした青年だった。
恋や友情すら知らなかったヴェロニカが、前世では関わることのなかった人々との出会いや関わりの中で新たな道を進んでいく中、前世に嫉妬で殺そうとまでしたアリサが入学してきた。
婚約破棄された竜好き令嬢は黒竜様に溺愛される。残念ですが、守護竜を捨てたこの国は滅亡するようですよ
水無瀬
ファンタジー
竜が好きで、三度のご飯より竜研究に没頭していた侯爵令嬢の私は、婚約者の王太子から婚約破棄を突きつけられる。
それだけでなく、この国をずっと守護してきた黒竜様を捨てると言うの。
黒竜様のことをずっと研究してきた私も、見せしめとして処刑されてしまうらしいです。
叶うなら、死ぬ前に一度でいいから黒竜様に会ってみたかったな。
ですが、私は知らなかった。
黒竜様はずっと私のそばで、私を見守ってくれていたのだ。
残念ですが、守護竜を捨てたこの国は滅亡するようですよ?
【第一章完結】相手を間違えたと言われても困りますわ。返品・交換不可とさせて頂きます
との
恋愛
「結婚おめでとう」 婚約者と義妹に、笑顔で手を振るリディア。
(さて、さっさと逃げ出すわよ)
公爵夫人になりたかったらしい義妹が、代わりに結婚してくれたのはリディアにとっては嬉しい誤算だった。
リディアは自分が立ち上げた商会ごと逃げ出し、新しい商売を立ち上げようと張り切ります。
どこへ行っても何かしらやらかしてしまうリディアのお陰で、秘書のセオ達と侍女のマーサはハラハラしまくり。
結婚を申し込まれても・・
「困った事になったわね。在地剰余の話、しにくくなっちゃった」
「「はあ? そこ?」」
ーーーーーー
設定かなりゆるゆる?
第一章完結
【完結】愛され公爵令嬢は穏やかに微笑む
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
「シモーニ公爵令嬢、ジェラルディーナ! 私はお前との婚約を破棄する。この宣言は覆らぬと思え!!」
婚約者である王太子殿下ヴァレンテ様からの突然の拒絶に、立ち尽くすしかありませんでした。王妃になるべく育てられた私の、存在価値を否定するお言葉です。あまりの衝撃に意識を手放した私は、もう生きる意味も分からなくなっていました。
婚約破棄されたシモーニ公爵令嬢ジェラルディーナ、彼女のその後の人生は思わぬ方向へ転がり続ける。優しい彼女の功績に助けられた人々による、恩返しが始まった。まるで童話のように、受け身の公爵令嬢は次々と幸運を手にしていく。
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/10/01 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、二次選考通過
2022/07/29 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、一次選考通過
2022/02/15 小説家になろう 異世界恋愛(日間)71位
2022/02/12 完結
2021/11/30 小説家になろう 異世界恋愛(日間)26位
2021/11/29 アルファポリス HOT2位
2021/12/03 カクヨム 恋愛(週間)6位
いくら政略結婚だからって、そこまで嫌わなくてもいいんじゃないですか?いい加減、腹が立ってきたんですけど!
夢呼
恋愛
伯爵令嬢のローゼは大好きな婚約者アーサー・レイモンド侯爵令息との結婚式を今か今かと待ち望んでいた。
しかし、結婚式の僅か10日前、その大好きなアーサーから「私から愛されたいという思いがあったら捨ててくれ。それに応えることは出来ない」と告げられる。
ローゼはその言葉にショックを受け、熱を出し寝込んでしまう。数日間うなされ続け、やっと目を覚ました。前世の記憶と共に・・・。
愛されることは無いと分かっていても、覆すことが出来ないのが貴族間の政略結婚。日本で生きたアラサー女子の「私」が八割心を占めているローゼが、この政略結婚に臨むことになる。
いくら政略結婚といえども、親に孫を見せてあげて親孝行をしたいという願いを持つローゼは、何とかアーサーに振り向いてもらおうと頑張るが、鉄壁のアーサーには敵わず。それどころか益々嫌われる始末。
一体私の何が気に入らないんだか。そこまで嫌わなくてもいいんじゃないんですかね!いい加減腹立つわっ!
世界観はゆるいです!
カクヨム様にも投稿しております。
※10万文字を超えたので長編に変更しました。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
【完結済】王女に夢中な婚約者様、さようなら 〜自分を取り戻したあとの学園生活は幸せです! 〜
鳴宮野々花@書籍4作品発売中
恋愛
王立学園への入学をきっかけに、領地の屋敷から王都のタウンハウスへと引っ越した、ハートリー伯爵家の令嬢ロザリンド。婚約者ルパートとともに始まるはずの学園生活を楽しみにしていた。
けれど現実は、王女殿下のご機嫌を取るための、ルパートからの理不尽な命令の連続。
「かつらと黒縁眼鏡の着用必須」「王女殿下より目立つな」「見目の良い男性、高位貴族の子息らと会話をするな」……。
ルパートから渡された「禁止事項一覧表」に縛られ、ロザリンドは期待とは真逆の、暗黒の学園生活を送ることに。
そんな日々の中での唯一の救いとなったのは、友人となってくれた冷静で聡明な公爵令嬢、ノエリスの存在だった。
学期末、ロザリンドはついにルパートの怒りを買い、婚約破棄を言い渡される。
けれど、深く傷つきながら長期休暇を迎えたロザリンドのもとに届いたのは、兄の友人であり王国騎士団に属する公爵令息クライヴからの婚約の申し出だった。
暗黒の一学期が嘘のように、幸せな長期休暇を過ごしたロザリンド。けれど新学期を迎えると、エメライン王女が接触してきて……。
※10万文字超えそうなので長編に変更します。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる