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第二章 自分勝手な聖女編
第二十八話 悪魔のいる場所…
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出発前夜、俺達は玉座の間に呼び出されて国王と面会した。
「ついに明日出発となるな!」
「長い間、世話になったな。」
「くれぐれもアレナの事を頼んだぞ!」
「そんなに心配なら置いて行こうか?」
俺がそう言うと、アヴェルユージェンとミンフィーリアとアレナに睨まれた。
俺達の目的は、他種族との交流・他国の国王との面会・悪魔の捜索…と俺だけは風俗店に赴く事だった。
風俗店に向かう際には、アレナをミンフィーリアに押し付ければ良いと考えていたが、残る障害はアヴェルユージェンなのだが…この辺は適当に理由を付ければ良いと思っていた。
国王は他国の国王達との話がスムーズにする為に他の4つの国の国王宛の手紙を用意してくれた。
…なら別にアレナは必要ないのではないかと思っていたが、アヴェルユージェンがアレナに余計な事を吹き込んでくれたお陰で監視の目が厳しくなっていた。
「それはそうと、ヒカル殿は悪魔を探す手立てがある様な事をアレフから聞いたのだが、宛はあるのか?」
「悪魔達の食事が負の感情という事を考えると、そこには必ず争いが起きていると思っている。 後はアヴェルユージェンから聞いた種族の話を聞く限りだと、悪魔が付け入られそうな相手を考えると…人間族以外には気性の荒いドワーフ族や獣人族のいる場所ではないかと思っている。」
「という事は、七種族の中で他の種族は該当しないと?」
「悪魔族がどんな奴だか知らんが、さすがに龍人族に喧嘩を吹っ掛ける様な真似はしないだろ。」
「そうですね、我等の侵攻時でも龍人族に対しての侵攻はかなりのリスクがありますからね。」
「他にもエルフ族や妖精族というのも考えられなくは無い。 だが2つの種族は警戒心がかなり強いんだろ?」
「悪魔族の中にも力をひけらかして向かって来る者達もおりますが、エルフ族や妖精族の魔力量に比べると悪魔族では立ち向うのが困難だと思われます。」
「まぁ、悪魔族が他種族をそそのかして争わせる方法も取れなくは無いだろうが。」
「つまり?」
「小競り合い程度の喧嘩ならどの種族にも起こりえる事だろうが、その程度の感情の流れで悪魔達が満たされる筈もない。 ならば奴等は分かり易く大きな争いを計画する筈。」
「旅の間にそういった噂を聞きつけて向かえばいる可能性があるという事ですね?」
「恐らくな。 それにこちらには魔の気配に敏感な聖女様がいるので、悪魔が近くにいれば発見も容易いだろう。」
俺にも索敵魔法はあるのだが、どんな建物があっても点で表示されるので簡単に見つける事が出来る…と思ったのだが、種族判別が出来る訳でも無いし男女の違いも分からなかった。
馬鹿みたいに分かり易く気配を発してくれれば流石に反応するが、隠れるのが上手い奴だと恐らくは気付かない場合がある。
そもそも悪魔族を見た事もあった事も無いからなぁ?
アヴェルユージェンやミンフィーリア、アレナに異質な者の気配は解かるという話だが…この世界の種族の特徴なのだろうか?
「まぁ、最悪の場合は任せる。」
「奴等のクラスがどの位置のランクかにもよりますが…」
「最悪になったら俺が出るさ、悪魔がどの程度の強さなのかを知っておきたいからな!」
「ヒカル殿なら…魔神はおろか破壊神ですら倒せそうな感じですよねぇ。」
どんな悪魔であれ、俺の手を煩わせるような奴は現れないだろう。
まぁ、寧ろ俺の手を煩わせるような相手なら会ってみたいけどな。
「そういえばヒカル殿よ、お主達の移動法はどうするのだ?」
「そうですね、任せてくれと言われたのでその辺の事は聞けず仕舞いでしたが…」
「さすがに妖精族や龍人族でも無い者が空を飛びながら移動すると怪しまれるからな、ちょっとした馬車を用意しておいた。」
「馬車…ですか?」
「ただの馬車ではない…というよりも、明日出発なのだから明日に見せてやる。」
明日になればな…腰を抜かさなければ良いが?
「ついに明日出発となるな!」
「長い間、世話になったな。」
「くれぐれもアレナの事を頼んだぞ!」
「そんなに心配なら置いて行こうか?」
俺がそう言うと、アヴェルユージェンとミンフィーリアとアレナに睨まれた。
俺達の目的は、他種族との交流・他国の国王との面会・悪魔の捜索…と俺だけは風俗店に赴く事だった。
風俗店に向かう際には、アレナをミンフィーリアに押し付ければ良いと考えていたが、残る障害はアヴェルユージェンなのだが…この辺は適当に理由を付ければ良いと思っていた。
国王は他国の国王達との話がスムーズにする為に他の4つの国の国王宛の手紙を用意してくれた。
…なら別にアレナは必要ないのではないかと思っていたが、アヴェルユージェンがアレナに余計な事を吹き込んでくれたお陰で監視の目が厳しくなっていた。
「それはそうと、ヒカル殿は悪魔を探す手立てがある様な事をアレフから聞いたのだが、宛はあるのか?」
「悪魔達の食事が負の感情という事を考えると、そこには必ず争いが起きていると思っている。 後はアヴェルユージェンから聞いた種族の話を聞く限りだと、悪魔が付け入られそうな相手を考えると…人間族以外には気性の荒いドワーフ族や獣人族のいる場所ではないかと思っている。」
「という事は、七種族の中で他の種族は該当しないと?」
「悪魔族がどんな奴だか知らんが、さすがに龍人族に喧嘩を吹っ掛ける様な真似はしないだろ。」
「そうですね、我等の侵攻時でも龍人族に対しての侵攻はかなりのリスクがありますからね。」
「他にもエルフ族や妖精族というのも考えられなくは無い。 だが2つの種族は警戒心がかなり強いんだろ?」
「悪魔族の中にも力をひけらかして向かって来る者達もおりますが、エルフ族や妖精族の魔力量に比べると悪魔族では立ち向うのが困難だと思われます。」
「まぁ、悪魔族が他種族をそそのかして争わせる方法も取れなくは無いだろうが。」
「つまり?」
「小競り合い程度の喧嘩ならどの種族にも起こりえる事だろうが、その程度の感情の流れで悪魔達が満たされる筈もない。 ならば奴等は分かり易く大きな争いを計画する筈。」
「旅の間にそういった噂を聞きつけて向かえばいる可能性があるという事ですね?」
「恐らくな。 それにこちらには魔の気配に敏感な聖女様がいるので、悪魔が近くにいれば発見も容易いだろう。」
俺にも索敵魔法はあるのだが、どんな建物があっても点で表示されるので簡単に見つける事が出来る…と思ったのだが、種族判別が出来る訳でも無いし男女の違いも分からなかった。
馬鹿みたいに分かり易く気配を発してくれれば流石に反応するが、隠れるのが上手い奴だと恐らくは気付かない場合がある。
そもそも悪魔族を見た事もあった事も無いからなぁ?
アヴェルユージェンやミンフィーリア、アレナに異質な者の気配は解かるという話だが…この世界の種族の特徴なのだろうか?
「まぁ、最悪の場合は任せる。」
「奴等のクラスがどの位置のランクかにもよりますが…」
「最悪になったら俺が出るさ、悪魔がどの程度の強さなのかを知っておきたいからな!」
「ヒカル殿なら…魔神はおろか破壊神ですら倒せそうな感じですよねぇ。」
どんな悪魔であれ、俺の手を煩わせるような奴は現れないだろう。
まぁ、寧ろ俺の手を煩わせるような相手なら会ってみたいけどな。
「そういえばヒカル殿よ、お主達の移動法はどうするのだ?」
「そうですね、任せてくれと言われたのでその辺の事は聞けず仕舞いでしたが…」
「さすがに妖精族や龍人族でも無い者が空を飛びながら移動すると怪しまれるからな、ちょっとした馬車を用意しておいた。」
「馬車…ですか?」
「ただの馬車ではない…というよりも、明日出発なのだから明日に見せてやる。」
明日になればな…腰を抜かさなければ良いが?
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