幸せになるたびに、命が削れていく。
それでも――やめられなかった。
異世界に召喚され、何も知らぬまま力を振るった元勇者・ユウト。
味方ごと戦場を灰にし、追放された男は、下水道で五人の孤児と出会う。
魔法も剣も手放し、ただの「お兄ちゃん」として生きる日々。
笑い声。温かい食事。
生まれて初めて手にした、ほんとうの居場所。
だが――守るほど、愛するほど、
この世界は彼に魔法を強いる。
ユウトの寿命は、静かに燃えていく。
エヴェラは今日も問いかける。
――それが、あなたの命の使い道なのか、と。
ほのぼの疑似家族愛×贖罪×シリアス
(R15・残酷描写あり)