旅行記大賞
選考概要
広く多様な旅行記をおよそ20作ほど大賞候補作として選び編集部内で議論・検討。最終的には出版化に最も近い作品として「鉄道紀行への誘い」「放浪乙女」の2作に絞り選考した。いずれもそのまま出版化するのは難しいと考えたが、(1)第三者を意識した作品であること(2)Webコンテンツとしての質・量(3)出版化を検討していくにあたって鉄道愛好家という市場性、という観点から「鉄道紀行への誘い」の大賞を決定した。
ポイント最上位作品として、“読者賞”に決定いたしました。世界各国での旅の様子がリアルに伝わってくる文章や、宿やルートなど旅情報が豊富なことが、読者の皆様の支持を多く集めたポイントであろうと思います。また、旅の日記が日付、国ごとに読めるのみならず、テーマ別に興味ある内容を見つけられるところは、とてもよいサイト構成だと感じました。全体として見やすく、親しみやすく、そして情報も充実している非常にバランスのよいサイトで、編集部も楽しんで読むことができました。まだ旅の途中とのことですので、これからもお気をつけて、楽しい旅を続けていただきたいと思います。
テーマが「鉄道」と明確に決まっていて、視点にぶれがなく、それでいて、鉄道に詳しくない方にも理解できるように配慮されており、様々な人が楽しめるものであると考えました。また、テーマに対する著者の真摯な姿勢が、旅行記全体から感じられ、好感が持てます。国内だけではなく、海外の鉄道についても書かれているところに、旅行記としての魅力を感じ、今回の決定となりました。今後、書籍化の可能性を検討していきたいと思います。