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明治あやかし婚姻譚
~八咫烏の花嫁~
まだあやかし達がひっそりと生きていた明治時代。人の死期を悟る力のせいで実母の死後、疫病神として虐げられていた綾子は突然悪霊に襲われ、八咫烏のあやかしである美青年に命を助けられる。彼は幕末の英雄である新選組にあやかって、狛犬や化け狐の仲間と共にあやかし新 選組を結成し、自らも土方と名乗っていた。そんな彼は行き場のない綾子に手を差し伸べ、彼女を必要としていたのだと言い出し……不遇な娘と強く美しき八咫烏の和風恋愛奇譚、ここに開幕。
絵描き令嬢は元辺境伯の愛に包まれスローライフを謳歌する
ローズハート男爵家の長女アメリアは幼い頃に実母を亡くし、父や義母、異母妹と馴染めず疎外されて生きてきた。そのため彼女は家族が暮らす王都の屋敷を早々に去って小さな自領に引っ込み、今では絵を描いて暮らしている。幸い絵の才能があったようで、画商の手助けもあってそこそこ売れていたが、後継者問題が目の前に立ちはだかる。そんな時、彼女の元に北の辺境伯領から婚姻の申し込みがきた。相手は国の英雄と呼ばれる、御年六十を越える人物。接点もなく、孫ほど歳の差がある自分に、なぜ婚姻の話が持ち上がったのか疑問は晴れないが、身分差もあり断ることはできない。とはいえ特に悲観することもなく、アメリアは北の辺境伯領へ発ったが……!?
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
幼くして侯爵家に嫁いだエリーゼは、夫アランから妻としての扱いを受けないまま16歳となった。そんなある日の夜会で、身分を偽って訪れていた若き国王アルフォンスと意気投合、惹かれ合うことになる。エリーゼが、ときめきを自覚しながらも一晩の会話だけを良い思い出として引き下がろうとする一方で、アルフォンスは、彼女の境遇がかつて自分が救えなかった実母たる先代王妃とよく似ていること、またエリーゼ自身の笑顔と話しぶりに惚れ込んでどうしても諦めきれず、彼女を救おうと決意する。その矢先にアランがようやく自身の愚行を反省し始めるが、時すでに遅し、エリーゼはアランと共にアルフォンスに呼び出され……