異世界ハーレム漫遊記

けんもも

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第三章 王都編

王都南門付近 避妊とソーセージ

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翌朝、目覚めて朝の日課を済ませた後、家の馬を見に行こうって話になって馬の世話をしに迷宮都市の家に飛んだ。皆元気で庭に散歩に出した後、馬小屋内を浄化して水と飼い葉を換えた後に、浄化をかけて体を綺麗にしてやりながらそれぞれの小屋に戻した。もう2,3日したら一緒に旅に出れるかなぁ。そう言えば馬車も作らなきゃだった。今日の午後にでも時間があれば作ろう。
久しぶりの我が家の風呂でゆっくりと湯船に浸かって、朝食を食べて、離れに飛んだ。

馬車に乗って出かけようとすると、セバスから呼び止められた。

「昨夜主人から連絡がありました。あと2日程で戻れる予定でございます。リュウ様にはご迷惑をお掛けしておりますが、是非それまでお待ち頂きたいのですが。」

予定より早く帰れることになったようだ。もしかして俺達が王都を出るかもしれないと思って、急いだのかもしれない。俺達も明日ぐらいには王都の用事が終わりそうなので、

「では、御主人がお帰りになるまでお待ちします。もうしばらく御厄介になります。」

と告げて、家を出た。

今日行くのは南門の方だ。途中マリアたちが好みそうな服のデザインのお店に入ってみた。ワンピース系のデザインがたくさんあったんだけど、うん、これは、シンプルなワンピースにみえるけど、襟の感じ。これはナース服ではないか。丈が少し長いので、このままだとやぼったい感じだけど。綾は、その存在に気がついたようだ。うんこれは制服に追加でしょう。裾を少し直せば大丈夫な感じだし、色もそれぞれ合ったし、これは買わなきゃいけないんじゃないってことで、購入しました。あと、本人達が気に行ったワンピースもお買い上げ。みなさんお嬢様みたいだよ、マジで。
お値段はそれなりにしました、ええ、それなりです。流石は王都の貴族街のお店って感じだけど、一遍の悔いなし。

そうこうしているうちに南門近くについた。想像してた以上に凄い。物流拠点って感じ。市場もずっと先まで軒が続いてる。馬車を降りて、ゆっくり見て回った。コルもあったんで仕入れた。一年間食べ続けても余裕なぐらいご購入。卵、小麦粉や、じゃかいもなども大量に買って、かなりの量をそれぞれのアイテムボックスに入れさせた。俺のアイテムボックスの中には、それだけで小さな街で商売できるんじゃないってぐらい買い込んでる。勿論、一ヶ所で大量に買うと目立つので、こまめに目立たないぐらいずつ購入してるけど、店の数が多いから総量は増えた。

トマトに似た食材があった。まだ青いけどトマトだと思う。ちょっと細長いけど。で、店の人に話をしたら、悪魔の実と呼ばれているそうだ。神眼では違う名前になってるけど。なんで悪魔の実かと言えば、この野菜がそのまま収穫せずにほっておくと赤く色が変わって、熟熟になって茎から落ちるかららしい。うん、トマトだね、それは。何で悪魔?って思っていたら、魔族と言うのがいて、魔族の特徴は目が赤い事らしい。なるほど、魔族って言うのがいるんだね。トマトよりそっちの情報が気になった。
この悪魔の実の産地を聞いてみると、王都から北の方に行った山の麓の村らしい。次の行き先が決まったかもね。

あと、この場所にも醤油とか味噌とかはなかった。いろんな調味料を扱っているお店で聞いたけど取り扱ってないとのこと。ただ帝国で黒い調味料を使っている食堂があるらしい。販売とかされてないみたいだし、こっちで需要がないみたいなんで、詳しくは調べてないけど、って話は聞けた。もしかしたらあるのかもしれない。帝国には近づきたくなかったけど、いつか行ってみようと心にメモした。

この市場では食材だけではなく、調理器具や食器なんかも大量に扱っている店があったんで、特に深皿のお皿は多めに購入した。また調理器具でコルを炊くのにいい器具や、蒸し器に使えそうなざるみたいなものがあったんで購入した。

そう言えば、燻製とか作ってみようかな。この世界では石炭とか使ってないみたいだから、ピートとか手に入れるのは大変そうだけど、楓だったら見つけられそう。檜でも出来ないことはないだろうから、やってみようかな。取り敢えず試しにやるなら鉄製の鍋とかでやるかな、普通のでやったら他の料理に使えなくなるだろうし。いや作っちゃえばいいか、網だけ買って周りは土魔法で作っちゃおう。

昨日の生クリームチーズがおいしかったので、酪も大量に買っておいた。あと、牛や豚の解体を直接やっていたんで、牛の胃袋と豚の腸を買った。胃袋はタダで貰えたけど腸の方は売り物らしい。もしかしてソーセージがあるのかと思ったけどそうじゃなくて、避妊具になるそうだ。なるほど、これを使うんだ。
近くにマリア達3人がいなかったんで、避妊に失敗た場合、妊娠したら産むのかを解体やってるお兄さんに聞いてみた。産婦人科みたいな所があって、場合によっては中絶とかもあるのかと思ったらそんなのことなくて、お金はかかるけど避妊の魔法を早い時期にかけたら大丈夫だそうだ。上級の娼館では避妊具なしで交わるらしいけど、病気と妊娠を避けるために定期的に聖教会の司祭に魔法をかけてもらうらしい。
何とそんな魔法がって思ってイメージしてみたら、あった避妊魔法。俺って全然気したことないし避妊なんてやってないけど、俺の場合基本この世界の異物だし、綾以外は種族が違うし、仮に出来ても無問題って思ってたんでいつもそのまま出してた。でも、そう言う魔法があるなら3人にどうするか聞いてみようと思う。

南門付近は楽しかった。お昼も軽食になる様なものなどを少しつまんで、そのまま家に帰った。
ここは要チェックポイントと言うことで、転移出来そうな場所を見つけておいた。今後、食材のお買い物は王都の南口で決まりってことになった。
家に帰って夕方まで自由時間にした。俺は早速燻製器を作ってみた、チップは取り敢えず檜を使うことにした。まずひき肉作りから。どれだけ作っていいか解らなかったんで、かなりの量のひき肉を作った。フードプロセッサーなんて使わなくても、ナイフ一本でサクサクミンチ。最初なんでシンプルに塩とコショウだけで味を調えて、豚の腸に詰め詰め。。適当な大きさで切って、いざ燻製器へ。軽く水魔法で水抜きは忘れずに。念のため、蒸し器でもソーセージを作っておいた。ミンチが大量に余ったけどそれは次回に使うことにして待つことしばし。燻製器の中のソーセージがいい色に。いいかもしれない。後はチップを工夫したらさらに味わいがでるかも。楓辺りはありそうだからいつか探してみよう。
匂いに誘われて3人がやって来た。自分たちでファッションショーをしていたみたい。それぞれかわいい服をしてる。マリアは、短いキュロットにニーソックス、女神が舞い降りた。俺としては3人を美味しく頂きたかったけど、まずはソーセージの味見をしてもらった。大好評だった。特に綾は、

「久しぶりに食べた。お兄ちゃんありがとう。」

って感激してくれた。
その笑顔で、頑張ったかいがあったと言うものだぜ。
パンにはさんで食べてもおいしいと話して、朝食メニューに加えることにした。時間ある時に大量に作ることにしよう。

煙モクモクに誘われて?(多分火事を心配して)セバスとメイド長がやって来たので、ソーセージを試食して貰ったら好評だったので、じゃあ今夜も一緒に食べましょうということになった。
本宅のキッチンに場所を移して、俺がミンチ肉を出したら一瞬全員の顔が詰まったけど、構わず俺達がサクサクとハンバーグの準備をして、焼きあがる時にはつばを飲み込んでたような。その後、昨日と同じように皆で食事をとった。メイドさん達にもソーセージを食べて貰ったけど好評だった。ハンバーグは簡単だし美味しいのでレシピを教えて欲しいと言われたので教えてあげた。昨夜のカレーはどうやって作るのかも聞かれたけど、スパイスの混ぜ合わせが難しいからってことにして詳しくは教えなかった。面倒だしね。

夕食も終わり、お風呂と夜の御馳走も食べ終わって、マリアに避妊の魔法があるかを聞いてみた。マリアは知っていたみたいで、たまに自分達3人に掛けていたそうだ。いつか子供は欲しいけど、今は3人で暮らすことを3人が話し合って選んだみたい。俺が子供が欲しければいつでも産みたいと言ってくれたけど、俺も今は落ち着いて子供を育てられる状況じゃないし、まだまだ3人と戦闘力を含めて成長していきたいからしばらくこのままでってことになった。そんな話をしてたら盛り上がったので、今夜は2回戦頂きました。
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