継母ができました。弟もできました。弟は父の子ではなくクズ国王の子らしいですが気にしないでください( ´_ゝ`)

「ゼノは優秀でしてね( ´_ゝ`)

学園を首席で卒業したらしいんですが、

色々あって、

とーさまがうちに連れてきたらしいんです( ´_ゝ`)」

最初はゼノはウィルの客扱いだったが、

すったもんだあって、

ゼノはテオドアール家の家令になる道を選んだ。

ウィルがそういう気質なのか、

テオドアール家にはひとくせもふたくせもある使用人が集まっていた。

「首席で卒業…

すごい…」

レオンは呆然としながら呟いていた。

「優秀なんですけど、

ちょっと変わってましてね( ´_ゝ`)

まぁ会ったらわかると思いますけど( ´_ゝ`)」

エレンに『変わっている』と言われるのは中々のものである。

既に大分変わっている使用人を見てきたレオンは、

ちょっと家令見習いに会うのが怖くなった。

そんな話をしているうちにエレン達は二階にたどり着いた。

「あの部屋が今日泊まっていただく部屋です( ´_ゝ`)」

遠目にエレンが示した部屋から一人のノルドと同じくらいの年の眼鏡をかけた男性が出てきた。

男性は黒髪をきちっと撫で付け、

身なりも顔つきもきちっとしていた。

遠目にもきびきびした雰囲気で、

他の使用人達に指示を出していた。

「あ、ゼノだ(°▽°)」

黒髪の男性を見たエレンがそう呟くと、

男性はキリっとした顔のまま、

すごい勢いでこちらに近寄ってきた。

決して走っているわけではないのに、

一瞬と言ってもいいくらいの勢いで、

エレンの前にたどり着くと、

エレンの前で跪き、

おもむろに胸ポケットから懐中時計を取り出すと、

















「エレン様、1時間46分37秒ぶりですね。」














結構いい年格好の男が、

キリっとした顔を急に崩して

甘ったるい顔でデレデレしながら言った。