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(4)再会

041.人形娘の百合百合

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 心は人間とはいえ、外観は人形そのも二人のセックスというのは、傍目から見ると異様なものである。しかも上半身が女性なのに下腹部にあるはずのないモノがついていた。

 「アーカイブで見たけど、やっぱ男の人が気持ちいいのはこうやって往復ピストン運動している時だってね。そしてフィニッシュだといって出した時が一番の快感のようだね。でも人形娘のあたしがしても擬似だからと思ったけど、なんかすごく気持ちいいよ」

  ナオミは衣里のアソコにイチモツを入れた後前後に腰を振りながらしゃべっていたが、わりと冷静だった。まだ人形娘の身体に精神がなじんでいなかった事も理由のようだった。

  「な、ナオミちゃん。午前中はあたしがあなたを犯したけど、いまのあなたよりも感じていたわよ。でも、そういったことは徐々に経験すればわかるはずよ。やっぱりアーカイブの情報よりも実際に体験したほうがあなたの電脳にとっていいわけだよ」

  衣里は、あえぎ声を上げながら答えていた。やはりナオミは人形娘の身体になって数時間しかたっていないし、電脳化されてまだ試運転の状態なので、性的興奮を電脳が感じるまでになっていないのだろうと思っていた。

  それでもナオミの腰の振り方が激しくなり、衣里のあまり大きくないアソコは悲鳴を上げていた。衣里の人工のヴァキアは大きく抉り取られるかのような痛みを認識していた。ナオミは『男性』としての性的興奮に歯止めが止まらなくなったようだ。

  衣里の下腹部からは人工器官から出された愛液が溢れており、ナオミが腰を振るたびにグチャグチャという音が聞こえていた。またナオミの男根からも同じように愛液が噴出しており、二人の股間はグッショリと濡れていた。

  一方、二人の表情は人形なので笑顔で固定されていたが、それがかえって不思議な雰囲気をかもし出していた。二人、そう人形娘は自分がしゃべりたい事は口元にある音声発生装置によって伝えることが出来るが、その声に感情がこもっているので、二人が快楽の世界に溺れている事が伺えた。

  「な、ナオミちゃん! あたし行くわよ! だからもっと激しくいってちょうだい! 」

  その言葉にナオミの腰の運動は激しくなった。人形娘に改造された時に、筋肉組織にも改造が加えられているので、人間だったときよりも持続力があった。もっとも、人間の女のこのときにこのような腰を激しく振る事などしたことはなかったであるが。

  「え、衣里ちゃん! 何が出そうよ! 人形娘で模擬男根なのに精液が出るはずないのに、出るというわけなのよ? 」

  そういった直後、二人揃ってオーガズムに達した後、二人の意識を司る電脳の出力は緊急停止してしまった。気絶したわけであった。
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