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体調の変化に異変を感じた矢倉蓮也。医者によると、症状は末期がんであり余命はもって1年と言われてしまう。
何かも犠牲にしてまで一生懸命働いて稼ぎ、やっと自由な暮らしを得たその努力が無駄になったと思い、その気持ちは悲しみを通り越して怒りが込み上げてしまう程。
そんな時、突然目の前に死神があらわれ「お前の苦しみをじわじわ味わせてやる」と脅されるが、蓮也は恐怖に怯えるどころか逆にその死神に八つ当たりする程機嫌を損ねていた。
これは、寿命を尽きるまでとことん遊び尽くす彼とそんな彼に無理やり付き合わされてしまう死神との日常物語である。
文字数 43,438
最終更新日 2025.06.02
登録日 2025.04.15
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