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大衆娯楽 連載中 長編 R15
文学部2年生の小日向澪は、フィルムカメラ片手に日常を切り取る、どこにでもいる女子大生。 将来の夢は旅雑誌のカメラマン。純喫茶でバイトをしながら、親友たちと穏やかな日々を送っていた。 そんな彼女の運命が変わったのは、4月の終わり。 駅前で劇団員を名乗る男性に声をかけられ、催眠術ショーの協力を頼まれたことがきっかけだった。 「ただ座っているだけでいい」 その言葉を信じて訪れた薄暗い楽屋。 銀色の振り子が、ゆらゆらと揺れる。 最初は何も感じなかったはずなのに、気づけば毎週土曜日、彼のもとへ足が向かうようになっていた。 服装が変わり、夢が変わり、人間関係が変わっていく。 「私、グラビアアイドルになりたいんです」 これは、私が「新しい私」になるまでの記録。 日記形式で綴られる、ゆるやかで取り返しのつかない変化の物語。
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文字数 30,130 最終更新日 2025.07.12 登録日 2025.06.21
「隣人を大切にするのは、当たり前のことでしょう?」 その一言から、私の世界は静かに崩れ始めた。 商社勤務のOL・藤原衣舞は、恋人の政宗と穏やかな日々を過ごしていた。 新しく隣に越してきた黒川涼は、物腰柔らかで親切な好青年。困ったときは必ず助けてくれる、理想的な隣人だった。 でも、彼と過ごす時間が増えるにつれて、衣舞の中で何かが変わっていく。 恋人との約束をドタキャンしても罪悪感を感じない。 隣人の頼みは断れない。 いつの間にか、黒川の存在が生活の中心になっていく。 「これって、おかしくない?」 そう思う瞬間もあるけれど、すぐに「隣人を優先するのは当然」という考えが頭を支配する。
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文字数 21,896 最終更新日 2025.07.02 登録日 2025.06.26
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