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文明水準は、地球でいえばおよそ西暦600年。
電気もない。エンジンもない。工場もない。精密機械もない。
あるのは、魔物、鉱石、そして魔力を宿した魔石。
そんな世界で三人が目指すのは、ゼロからスペースシャトルを作り、宇宙へ行くこと。
日本人の元技術者・レオン。
アメリカ人の元商人・ルーク。
イタリア人の街づくり好き・エレナ。
三人は前世の記憶を持ったまま、同じ小さな町に赤ん坊として転生した。
けれど、神から便利な力をもらったわけでも、最初から何でも作れるわけでもない。
冷却する魔物の皮。
風を生み出す魔物の骨。
不思議な性質を持つスライムの粘液。
魔力を蓄える魔石。
未知の鉱石や金属。
この世界にある素材を一つずつ調べ、失敗し、組み合わせ、冷蔵庫、水車、時計、乗り物、工場、都市へと技術を積み上げていく。
三人だけでは宇宙には届かない。
だから職人を育て、商人とつながり、町を大きくし、世界中から技術と人材を集めていく。
剣一本で世界を救う物語ではない。
小さな町から文明そのものを育て、いつか空の向こうへ到達する物語。
果たして三人は、この異世界に“宇宙へ行ける文明”を築くことができるのか。
すべては、
人口わずか300人の小さな町から始まる。
文字数 348,265
最終更新日 2026.10.28
登録日 2026.09.10
離婚、父の死、そして帰郷。
30歳・バツイチの斗話(とうわ)が戻ったのは、大分の山奥にある人口約1000人の町・語里町。
父の書斎には、月に一度だけ開く不思議な本棚がありました。
本を一冊読んで眠ると、翌朝、その童話のキャラクターが玄関に現れるのです。
最初に来たのは、70年ぶりに召喚された浦島太郎。
亀が大嫌い、魚を見ると虹色に吐く、女性が怖い。
「サバ定食」で早くも事件が起きます。
その後も個性の強い面々が続々と登場します。
・貢がせ気質のギャル、かぐや姫
・小声で中二病の8歳、赤ずきん
・関西弁の亀と、育ちの良いウサギ
・語尾が「ッス」の筋肉担当、金太郎
・釘バットを持つ元ヤン風の一寸法師
・声を失っても明るい人魚姫
みんな心に傷(トラウマ)を抱えたまま、過疎の町で新しい暮らしを始めます。
食堂で働き、写真でバズり、相撲大会で全力を出し、気づけばバンドまで結成。
町の人たちはやたらとおおらかで、昔話のキャラがいても意外と馴染んでいます。
笑って、ときどきじんわり泣ける、現代×コメディの連作群像劇です。
文字数 30,826
最終更新日 2026.10.12
登録日 2026.09.29
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