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22世紀。エネルギー問題は解決され、全てが満ち足りているはずの時代。
それでも新しいものを発見するという活動には限りはなく、大企業アルファルで働く研究者、ルイ・エリクセンは、会社から「新たなエネルギー源を見つけろ」という無理難題な研究テーマを与えられてしまう。
成果など出るはずもない無茶な要求。
それでも研究を続けたルイは、観測データの中に、これまで報告されたことのない奇妙な信号を発見する。
調べれば調べるほど、それは単なる自然現象では説明できない。
そして試行錯誤の末、ルイは信号の向こうにいる「誰か」との交信に成功する。
相手は、地球とは異なる世界に暮らす研究者。
そしてその世界では、地球には存在しないはずの「魔法」が研究されていた。
魔法はなぜ起こるのか。
魔素とは何なのか。
科学で魔法を観測し、再現することはできるのか。
未知の現象を前に、研究者としての好奇心を抑えられないルイ。
しかし前代未聞な研究成果は会社にとって認められるものではなかった。
安定した環境で会社の求める研究を続けるのか。
それとも、自分の発見を信じて進むのか。
企業、大学、そして別世界の研究者をも巻き込みながら、ルイの研究は「世界の境界」を越えていく。
文字数 40,821
最終更新日 2026.09.10
登録日 2026.08.31
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