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“訳アリ”の人のところにだけ現れる、不思議な花屋がある。
店主は、月明かりのような銀髪をなびかせる、中学生ほどの少女――花守花香(はなもりはなか)。
この花屋のルールは、たったひとつ。
【気に入った花を、一輪だけ持ち帰ること】
けれど、その花にはあるウワサがささやかれていた。
「花言葉どおりの不思議な体験ができる」と。
幸運を呼ぶはずの、四つ葉のクローバー。
死を招く花、スノードロップ。
ひと晩だけ咲く、月下美人。
色によって意味の変わる、チューリップ。
花を持ち帰った人に待っているのは、幸せか、それとも――。
一輪の花が運んでくる、4つの物語。
文字数 50,252
最終更新日 2026.07.30
登録日 2026.07.30
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