藍-Ran-

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現代文学 連載中 ショートショート
やえさんの声はきれいなソプラノね、と言う。 私は唖然とした。自分の声をそんなふうに思ったことはないし、高いか低いかと訊かれたら低い方だろう。 でも、かのこさんがお世辞を遣わない人なのはわかっている。面倒な事が大嫌いなのだ。 この人といれば私は洗浄されていく。 ー洗練され、どこか未完成な日々
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文字数 1,846 最終更新日 2016.05.13 登録日 2016.05.13
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