かのこさんのお庭

やえさんの声はきれいなソプラノね、と言う。
私は唖然とした。自分の声をそんなふうに思ったことはないし、高いか低いかと訊かれたら低い方だろう。
でも、かのこさんがお世辞を遣わない人なのはわかっている。面倒な事が大嫌いなのだ。

この人といれば私は洗浄されていく。

ー洗練され、どこか未完成な日々
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