墨憑重

墨憑重

重箱の隅を突かれる。墨憑重(すみつかれ かさね)と申します。
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ライト文芸 連載中 長編
「先生のことが好きです」  風の吹き抜ける屋上、中学美術教師の色眼鏡現(いろめがね うつつ)は生徒からの告白を受けた。  しかし現は男、そして生徒もまた男であった。そのうえ、二人の関係性は教師と生徒である。彼らの恋路には何枚もの壁がある。 「すまない」  現は男子生徒の思いに応える事はできなかった。  呆然と立ち尽くす現の横を駆け抜ける男子生徒。  生きた彼を見たのはそれが最後だった。    名もなき罪を背負い続ける彼のもとに現れたのは、襟内煙(むねうち けむり)。  煙の瞳は現の全てを奪い去った。 「あいつと、同じ目」  現の頭に浮かんだのは最低な考え。  最低教師とツンデレ男子中学生の愛の物語。
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文字数 1,137 最終更新日 2025.04.13 登録日 2025.04.13
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