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青蝶の姫と黒煙の呪い
あらすじ
奴隷として生きてきた少女、エラル。
物心がつく前に何者かに誘拐された彼女は、長い間、自分の本当の名前も家族の存在も知らずに生きていた。
しかしある日、謎の人物によって「リアディル王国」へと連れて行かれ、衝撃の事実を知る。
――自分は、この国の行方不明だった王女だった。
突然できた父、母、そして兄のカイ。
戸惑いながらも新しい生活を始めたエラルだったが、彼女は兄の体から、他の人には見えない「黒い煙」が出ていることに気づく。
それは、人々の怒りや嫉妬などの負の感情から生まれる呪い――「刻蛇」。
刻蛇の呪いを抑えることができる特別な力「白光」を持つエラルは、兄を救うため、自らの身体に呪いを引き受ける決意をする。
しかし、その力は彼女が思っていた以上に大きなものだった。
青い蝶を生み出し、多くの人々を救ったことで、エラルは歴史に残るほどの希少な能力を持っている可能性を知る。
やがて彼女は、自分の力を学び、人々を救うため、兄と同じカルデル学園へ入学する。
新たな仲間。
正体不明の使役者・ライク。
増え続ける魔物。
そして世界を脅かす、まだ誰も知らない異変。
奴隷だった少女は王女となり、自分の居場所を見つけるために歩き出す。
――これは、黒煙に覆われた世界を、青い蝶の光で救っていく少女の物語。
文字数 15,742
最終更新日 2026.08.27
登録日 2026.08.27
作品紹介文
幼い頃、家族旅行で訪れた神社。
そこで世羅千織は、霧の中で謎の女性と出会った。
――「やっと見つけた」
その日から、千織の日常は少しずつ変わっていった。
誰もいない場所から感じる視線。
振り返るたびに消える気配。
そして、いつの間にか増えていく、説明のつかない異変。
そんな千織のそばには、いつも幼馴染の神崎伊月がいた。
口が悪く、態度も悪い。
それでも、なぜか伊月と一緒にいる時だけ、あの視線を感じることは少ない。
千織は知らなかった。
自分の血が妖怪を引き寄せる、特別なものだということを。
そして、伊月がずっと自分の知らないところで、命を懸けて妖怪と戦っていたことを。
さらに千織の中には――。
人間でもない。
妖怪でもない。
正体不明の存在、「とわ」が眠っていた。
「世話がかかる小娘だな。さっさと変われ」
自分の中にいる謎の存在。
幼い頃から自分を守り続けてきた幼馴染。
そして、妖怪に狙われる特別な血。
自分の知らないところで動き出していた運命を知った千織は、封者と治者が集う世界へと足を踏み入れる。
――これは、妖怪に好かれすぎた少女と、彼女を守る少年たちの物語。
そして。
千織の中に眠る「とわ」の正体を探す物語。
文字数 13,772
最終更新日 2026.08.26
登録日 2026.08.26
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