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八十七年の人生を歩んだ男、臼井ヤスヒコ。
神楽守道流武術師範として生涯を終えたヤスヒコは、家族や弟子たちに見守られながら静かに息を引き取る。
――そのはずだった。
次に目を覚ました場所は、見知らぬ洞窟。
老いた身体は若返り、かつての全盛期の肉体を取り戻していた。
そして、ヤスヒコを待っていたのは、彼の世界には存在しなかった異形の怪物。
武器もない。
知識もない。
この世界の理も分からない。
それでも、ヤスヒコには残っているものがあった。
長年磨き続けた武術。
守るために振るう拳。
そして、いつか再び愛する妻に会うために、悔いなく生きるという想い。
剣と魔法が存在する異世界で、古き武術は新たな力を得る。
神楽守道流武術師範ヤスヒコ。
第二の人生、その拳が守るものとは――。
※「小説家になろう」様でも同時掲載中です。
文字数 168,735
最終更新日 2026.09.08
登録日 2026.07.19
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