2
件
『みんなのはなし』
ある日、送られてきたひとつのURL。
それは、どこにでもある小説投稿サイトに掲載された、短いホラー小説だった。
内容は誰にでも起こりそうな日常の出来事。
少し不気味ではあるものの、よくある「怖い話」――そのはずだった。
けれど、その小説と現実の世界で、よく似た事故が起きていた。
読み進めるほど、小説の中に描かれた出来事と、現実で起きた事故や事件との奇妙な共通点が増えていく。
偶然か、ただの創作か。
誰かが現実をもとに小説を書いているのか。
それとも――小説を書くことで、現実の出来事を引き起こしているのか。
投稿される小説には、掲載される順番がある。
そして、添えられた謎の数字。
その順番は「あるもの」と一致しているのではないか。
これは誰のための「はなし」なのか。
小説と現実。
どちらが先で、どちらが後なのか。
日常のすぐ隣にある違和感を辿る、連作形式の日常系ホラーミステリー。
文字数 12,460
最終更新日 2026.09.10
登録日 2026.08.12
一話わずか90秒ほど
これは、何も起きない
だからこそ怖い、日常の話
コンビニ、電車、学校、病院、アパート、職場――。
どこにでもある、何気ない日常。
そこでは今日も、誰かが笑い、誰かが話し、誰かが帰っていく。
この短編集に登場するのは、そんな「何も起きない」一瞬だけ。
ただ、よく見てほしい。
なぜそこにいるのか。
その会話は、誰に向けられたものなのか。
その部屋には、本当に誰もいないのか。
そして――あなたが当たり前だと思っていることは、本当に当たり前なのか。
何気ない日常の風景。
けれど、意味に気づいてからもう一度読み返すと――
少しだけ違って見えてくる。
これは、何も起きない。
だからこそ怖い、日常の話。
※挿絵はAI生成のものを合成・加工しています
文字数 1,873
最終更新日 2026.08.22
登録日 2026.08.17
2
件