15番目の春だった。
何の予感もなく、不意に目の前に現れた一人の少女のその姿に心の全てを奪われた。
しかし、ついにその想いを告げることはなく、いつしか疎遠になってしまう。
それから37年の歳月が流れ、何かに引き寄せられるかのように再会した二人は、まるで数々の偶然の中ですれ違っていたことを知る。
そして、ついにあの頃の想いを告げ、二人の時間が動き始める。そうして知る互いの心はまるでツインレイのように共鳴し合い、初めての恋は長い歳月を経て、終わりの恋になる。
これはフィクションではない、本当の愛の物語です。
文字数 11,213
最終更新日 2025.08.20
登録日 2025.07.15