妖魔鬼怪が人々の生活を脅かす時代。それらの退治を生業とするのが呪術師である。生まれながらに妖の力を体に宿す桂家は、その異質さから人々に恐れられ、敬遠されていた。
汚名により奉公先を追い出された桂家の長女、深夜は隠居を望んでいたが、弟の空海がそれを許さなかった。
門弟の育成や妖魔鬼怪退治、そして柴家当主、柴江明との再会。
そんななか200年に1度、人々に厄災をもたらすとされるアラハバキの封印が解ける年がやってきた。
荒脛巾に立ち向かう中で、過去の因縁や桂家の謎が明らかになっていく。
文字数 57,118
最終更新日 2022.01.28
登録日 2021.10.15