シロトネ

シロトネ

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ファンタジー 連載中 長編
誰にも気づかれなかった。 頑張っても、助けても、笑っていても。 僕の存在は、いつも透明だった。 それでも誰かの役に立てるならと、僕は笑い続けた。 報われなくても、名前を呼ばれなくても、ただ――それが僕の願いだった。 やがて命の灯が尽きて、僕は白い世界に立っていた。 そこで言われた。「君は、よく頑張った」と。 性別も、役割も、何もない新しい世界。 そこで僕は、ただ“ユイ”として、もう一度生きることになった。 誰かのためじゃない。 今度こそ、自分の心で生きるために。 でもきっと、また僕は誰かを助けるのだろう。 それが、自分のままでいられる生き方だから。 そして――誰にも気づかれなかった僕の生き方が、 気づけば、世界を変えていた。
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文字数 27,013 最終更新日 2025.05.17 登録日 2025.05.17
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