蒼

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恋愛 連載中 長編
 公爵令嬢ヴィエラ・ル・ルナリエ・グラディアスは、王族すら意に介さない最強の女。  そんな彼女が唯一心を許すのは、伯爵令息ロアン・ノア・ストーンリッジだけだった。 「ロアン。お前に栄誉を与えてあげる」  伯爵令息であるロアン・ノア・ストーンリッジにとって、公爵令嬢であるヴィエラ・ル・ルナリエ・グラディアスの言葉は絶対だ。  この世で最も美しく、最も高潔で、最も敬愛を抱かれる、グラディアス公爵家の末っ子にして愛すべき強者。  『美しきもの』を愛でる『女神』の如き彼女は自身の感性と心に非常に忠実で、決して揺るがず、折れず、負けたりしない。  ──このフワフワとしたタンポポの綿毛のような男、ロアン以外には。 「お前、私以外の女をエスコートするつもり?」 「お前が望むものはすべて私が叶えてあげるわ。その程度の力が私にないとでも?」 「本当にバカね。例えお前より条件のいい男が目の前に現れても、私は『お前を選ぶ』と言っているのよ」  これは、王族すら意に介さない女がただ一人の青年にだけ愛情を捧げる、純愛ラブストーリー。 「ヴィー、第一王子殿下がいるけど、挨拶しなくていいの?」 「私の視界に入っていなければいないのと同じよ」 「そっかあ。じゃあ、しょうがないね」
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文字数 14,028 最終更新日 2026.03.28 登録日 2026.03.28
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