猫のような生き物

猫のような生き物

五百匹の猫に埋もれてパンケーキを貪る。
1
ファンタジー 連載中 長編 R15
 もし、我々が生きるこの現代に、まだ誰にも知られぬ世界があったなら──?  この世の誰もが気がついていないだけで、世界の先に”もうひとつの世界”があったなら──?  子どもながらに、そんな空想を抱いた者も少なくはないだろう。  ”10年前”──幸か不幸か、そんな戯言のような空想が、世界の”崩壊”と共に現実となった。  悪意ある者たちの手によって、世界は雷に穿たれ、焼き尽くされ、黒雲の天井と燃焼の壁の中で人々は躍り絶えた。  当時、小学生だった”糸神 七瀬”もまた、一切の抗いすら許さず、気がつけば、倒壊した建物と業火の死骸の中、ただ立ち尽くして消失を見届けていた。  今、この瞬間まで勉学を共にしてきた友人やクラスメート。いつも温かく見守ってくれた父と母。可愛がり、甘やかしてくれた知人や親戚。  その全てを、この半日あまりで、一瞬にして失った。  しかし、崩壊したことによって露わとなる”もうひとつの世界”──。  “魔法”という概念──。  “魔物”という存在──。  今まで我々が生きてきた世界は、”魔法世界”から断絶され、魔法という存在そのものを忘れさせられていた世界だった。  空想の代償は大きかった。  しかし、あの崩壊から10年が経った今、生き残った者たちは命を散らした者たちの想いを背負い、魔法世界で新たな人生を歩むことを決めていた。  そして、糸神 七瀬も”ナナ”と名乗りながら、この魔法世界でひとり隔たりなく過ごしていた。  だが、家族も友人も失い、目的も得ない空虚な人生。ナナは自分の人生に、どこか無意味さを感じていた。  そんななか、ある”少女”との出会いが、彼の人生を大きく動かすこととなる。  なぜ、世界は断絶されていたのか。  なぜ、世界は崩壊させられたのか。  果たしてナナたちは、その謎を紐解くことができるのだろうか。  そして、世界と──己の”意味”を見出すことはできるのだろうか。  ───Hidden World Story─── ※当作品の文章、物語、構成、表紙、挿絵は全て作者が一人で制作しております。一話一話の投稿に期間が空いてしまうほか、絵のクオリティーはご了承いただけると助かります。 ※この作品は、小説家になろう、ノベルアップ+、NOVEL DAYSでも掲載しております。
24h.ポイント 200pt
小説 7,513 位 / 230,313件 ファンタジー 1,627 位 / 53,935件
文字数 11,841 最終更新日 2026.08.29 登録日 2026.08.27
1