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世界を旅する、たった一人の工房魔道士。
レイ・ガルは《旅の工房主(クラフトワーカー)》と呼ばれる、世界でただ一人の工房魔道士だ。
大きな背嚢を背負い、レンチ・ロッドを携え、小竜ヴォルクを肩に乗せて旅をする。
魔道具を直し、道具を作り、壊れた設備を蘇らせる。
頼まれれば仕事をし、終われば報酬を受け取って次の街へ。
行く先々で出会う人々。
それぞれの街にある暮らしと文化。
そして、旅の途中で巡り合う、様々な出来事。
これは、世界を救う英雄の物語ではない。
一人の工房魔道士と小竜が、旅の途中で出会った「ちょっとした困りごと」を、魔法と技術と少しのお節介で解決していく。
そんな、旅の物語。
文字数 3,764
最終更新日 2026.09.14
登録日 2026.09.14
空閑城一郎、19歳。
無職になった直後、異世界へ召喚された彼に与えられた技能は《ゴーレムハート作成》。
だが作れるのはゴーレムではない。
数日に一つ、ゆっくり力強く回る「核」だけ。
「現状では、無用のスキルですな」
そう判断され、詫び代わりに辺境の男爵領を与えられた城一郎だったが――
「……これ、原動機じゃね?」
回転する石ひとつから、陶器、道路、工房、物流、そして軍事へ。
やがて辺境の寒村は、世界を揺るがす民間軍事会社《KUGA PMC》へと成長していく。
ハズレスキルから始まる異世界産業・軍事開拓譚。
文字数 38,210
最終更新日 2026.09.13
登録日 2026.08.26
三十年前、人類は聖竜戦争に勝利した。
竜王の城へ向かった五人の勇士。帰ってきたのは、ただ一人。
人類最後の英雄《竜滅者》フェルド・アイゼン。
今ではS級危険地帯《隠者の森》に引きこもり、コーヒーを飲みながら余生を過ごしている。
そんな男のもとへ、王の私信を携えた若き冒険者ベスラが訪れる。
待っていたのは英雄直々の剣術指南――ではなかった。
走れ。薪を割れ。魔物を解体しろ。コーヒーを淹れろ。
「これのどこが修行なんですか!?」
英雄の背中を追う青年と、英雄であることをやめた男。
やがてベスラは知ることになる。
三十年間、フェルド・アイゼンが口を閉ざしてきた理由を。
文字数 48,493
最終更新日 2026.09.13
登録日 2026.07.30
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