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夏休みに廃病院の解体作業をした私は、そこで瓶詰めの赤ん坊を見た。赤ん坊は私と同じ年に生まれている。それを目の当たりにした私は、人の運命というものを改めて考えた。
文字数 1,815
最終更新日 2023.07.29
登録日 2023.07.29
昭和の時代に街中でよく見かけたチリ紙交換だが、ヤマはそれを生業とする偏屈な男だった。昭和という時代とともに去り行くチリ交、その時代の流れに沿うように、チリ交ヤマは死んだ。
文字数 917
最終更新日 2023.07.28
登録日 2023.07.28
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幼い頃、私は母の生家で家が燃えるのを目の当たりにした。雪を被った山の中に燃え盛る家がある。周囲の雪を紅に染めたその炎は、私の記憶にありありと残った。
文字数 747
最終更新日 2023.07.27
登録日 2023.07.27
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