1
十七歳の朝、僕の頭に女神の声が響きました。 ―――運命に選ばれし勇者、“田中ああああ”よ・・・目覚めなさい。今こそ旅立ちの時です。剣をとり、魔王を打倒すのです!(実際の声とは若干の違いがあります)――― その声を無視し続けて十七年、三十四歳になった僕の前に、運命の女神が直接現れてこう言ったのです。 「アンタ、一体いつになったら旅立つのよ!!!」 これは剣と魔法の世界の物語。ささやかな生活を送る僕と、運命の女神様の物語なのです。
24h.ポイント 0pt
小説 184,107 位 / 184,107件 ファンタジー 42,265 位 / 42,265件
文字数 59,168 最終更新日 2022.09.30 登録日 2022.08.27
1