幕末動乱の影で、もうひとつの「新選組」が静かに生まれようとしていた。
剣の技ではなく、志を問う――
香月悠臣が開いた香月流剣術道場。
そこに集ったのは、家柄も過去も異なる者たち。
名を背負う者、名を失った者。
守るために剣を取る者、居場所を探して彷徨う者。
剣とは何か。
志とは何か。
生きるとは、何を選ぶことなのか。
これは、血と名声ではなく、
「選び取った志」で結ばれた剣士たちの物語。
後に〈新選組江戸支部〉と呼ばれることになる、
その“始まり”の記録である。
文字数 502,877
最終更新日 2026.03.16
登録日 2026.01.27