神崎馨
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少女は様々な悩みを抱えていた。
家庭環境、人間関係、恋愛・・・。
そのどれもが自分の力ではどうすることも出来ず、ただ日々を過ごしていた。
そんなある日、少女は夢を見た。
夢には見知らぬ青年が独り。
あろうことか、その青年は少女に恋をしてしまう。
少女も青年に惹かれていくが、決して叶わぬ恋。
少女は青年を忘れ現実を見ようと決意する。
だがそれから数日後、少女の学校にあの日見た青年とそっくりな、いや、全くの同一人物が転校生として現れる。
青年は少女に一つの選択を提示する
＿＿俺と共に夢の世界で永遠の時を過ごすか、このまま悲惨な現実で苦しみ続けるか選べ。
夢で見た優しく美しい青年ではなく、無情で冷たい青年が、そこには居た。
文字数 1,215
最終更新日 2023.03.28
登録日 2023.03.28
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