青野どくだみ

青野どくだみ

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恋愛 完結 短編
莉子はもうすぐ結婚式を挙げる予定だったが、 相手の両親の同居の件で、意見が食い違い、別れることになった。 彼女は瀟酒なマンションを後にし、駅で電車を待っていると、 友人のすずからメールが入り、彼女の古いアパートを訪ねた。  数年ぶりに会ったすずは、悩みを聞いてほしいと言った。それ は合コンで知り合ったお金持ちのあつしに求婚されているのだが、デートのあと時間が経つと、彼の顔を忘れてしまいこまっているという。健忘症に罹ってしまったのだ。  そして今夜6時にレストランで結婚の返事をするのだが、この健忘症のせいで行く気力が出ない、 彼に好意を持っているので、この話しがうまくいくことを望んでいる、一緒に行ってほしいと言った。  莉子は承諾し、レストランに同行した。運良く彼らの近い場所に席を取り耳を澄ました。 しかしあつしはすずに、申し訳ないが結婚の話しはなかったことにしてくれと言った。ハッとして顔を上げたすずは、あつしをまじまじと見つめていた。そしてあなたのお母様に伝えて欲しい事があると言った。
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文字数 4,796 最終更新日 2023.08.12 登録日 2023.08.12
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