そろそろ『わたし』でいきていく

ダメな自分という呪縛から抜け出すシンプルな思考法

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「どう在りたいか」に気がつけば、ダメな自分から抜け出せる

思えば私が将来をお先真っ暗に感じていたころは、毎日「どうなれば」そこから抜け出せるかを考えていました。
その考えはいつも「いまの自分はダメだ」から始まっていて、「自分はダメじゃない」といった支えを自分の外側にある何かに求めていたのです。

成功やお金、持ち物など目に見える何かで自分を支えようとする心理は、当人が「自分の価値」を見いだせていない証拠でもあります。
自分が本来持っている価値を見ず、それを育てようともしないのならば、いつまでも「自分」は見つかりません。

どう在りたいかを選ぶ力が弱いと、人は「ああなりたい」「こうなりたい」と思った誰かを演じ続けてしまいます。自分ではなく誰かやその場のための選択ばかりを下し、いつしか「こんなはずではなかった」といった感覚に追われます。
そうしているうちに人は、毎日に疲労感やむなしさばかりを覚えるようになるのです。

自分のための選択をして、人として成長する

あなたの日常にもし思い当たる不具合が出ているならば、それは自分のための「選択」と「責任」の選び直しの機会、情緒的成熟が促されるチャンスが訪れているのかもしれません。

自分のための「行動」を選択し、その「責任」を取っていくことは、結果その人の「在り方」を選ぶことにつながっていきます。

「どうなりたいか」は成功のベースで、「どう在りたいか」が成熟のベース。私たちはいままであまりにも「どうなりたいか」を探し、追い求めることに忙しすぎました。
でも本当は順番が逆です。「どう在りたいか」で生きられるようになると、むしろ人の成長力は飛躍的に上がって、目標にも早くたどり着けるようになるのです。

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プロフィール

城ノ石ゆかり
城ノ石ゆかり

1968年熊本生まれ。
株式会社ngoro-ngoro代表取締役社長。
日本心理学会 認定心理士。「4ness コーピング」主宰。
20歳の時に大学を中退して世界中を放浪。帰国後は心理学を学びながら、エステティックサロンの世界へ。98年に株式会社ngoro-ngoroを創業、設立。2万人を超える女性のサポートの経験から、認知行動療法をベースとした「4nessコーピング」を開発した。
「4nessコーピング」講座は「号泣するセミナー」として話題を呼び、受講生には有名企業の社長や起業家らも名を連ねる。個人セッションの予約は現在1年半待ち。
著書に『怒りが消えれば、やせられる コーピング・ダイエット』(きずな出版)、『未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する』(実業之日本社)、『マンガでわかる
仕事もプライベートもうまくいく感情のしくみ』(監修:城ノ石ゆかり、作画:今谷鉄柱/実業之日本社)がある。

[4nessコーピング]
https://4ness.com

[城ノ石ゆかりオフィシャルサイト]
https://jounosekiyukari.com

著書

そろそろ『わたし』でいきていく

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