小川流2018燕改革!

いよいよ、クライマックスシリーズ開幕!
決戦のときに向け、指揮官が思いを語る

2018.10.12 公式 小川流2018燕改革! 第14回

広島にあって、ヤクルトにないもの
それは、「勝ちに対する執念」

――さて、今季もカープは圧倒的な強さを見せつけて、リーグ3連覇を成し遂げました。相手チームから見る「カープの強さ」とは何でしょうか?

小川 一年間戦ってみて、「ここぞ」という場面での得点力が、カープはずば抜けていたように思います。優勝が決まった試合は10対0で負けましたけど、それ以外は一方的に負けた試合は少なかったと思うんです。でも、接戦に持ち込んでも、なかなか勝ち切れなかった。そこにやっぱり力の差はあったと思います。じゃあ、その差は何かと言うと、チャンスでの得点力だったと考えています。

――「チャンスでの得点力」というのは、技術の差、データ力の差、精神力の差、一体、どこに原因があるのでしょうか?

小川 カープとの試合でいつも感じるのは、「諦めない姿勢」ですね。いくら大量リードを許していても、ジワジワと反撃をして少しずつ追いついていき、「ここぞ」という場面で逆転する。実際に、そういうゲームは何試合かありました。「精神力」と言ってしまえばそれまでだけど、カープの執念はさすがでした。

――ざっくりした質問となってしまいますが、カープにあって、スワローズになかったもの、足りなかったものは何だと思いますか?

小川 やっぱり、勝ちに対する執念ですかね。もちろん、ヤクルトも今年はキャンプの段階から「執念を持って取り組め」ということは徹底してきましたし、それが少しずつ身についているとも思います。でも、カープの場合はさらに強い執念を感じます。その結果、リードしていても、なぜかうちのピッチャーが精神的に追い詰められるように感じたり、不利なように思えたりしてしまうのかな? ベンチで見ていて、「もっとドシッと構えればいいのに」と思うことは何度もありました。

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プロフィール

小川淳司
小川淳司

千葉県習志野市出身。習志野高校卒業後、中央大学に入学。1981年ドラフト4位でヤクルトに入団。1992年現役を引退すると、球団スカウトやコーチなどを経て、2010年シーズン途中に監督に就任。2014年シーズンまでチームを率いる。退任後は、2017年シーズンまでシニアディレクターを務め、2018年から再び監督となる。

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