「飽きられる文章」と「読まれる文章」決定的な差

読み手の「ツッコミ」を先回りする

飽きずに読み進められる文章も「共感」の力をうまく使っています。

長々と概念的な話が続いたら……

「もう、わかったよ。早くやり方を教えてくれよ」と思われているかもしれませんね。しかし、もう少しだけ説明させてください。

説明が長々と続いているときは……

説明が長いと思われているだろう。しかし実は、ここが大切なポイントなのでしつこいかもしれないが繰り返させてほしい。

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など。つねに「こう思ってますよね? でもこちらはこういう意図なんですよ」と絶妙なタイミングで、できれば少し「先回り」して伝えると読み手は安心して読み進めることができます。ぼくは途中で文章が読まれなくなることをすごく怖がっています。「ここで離脱されちゃうかも、飽きられちゃうかも」とつねに考えています。

テレビ番組を見ていると、視聴者が飽きそうになるところで話題が変わったり、「ここでまさかの展開が!」というテロップが出たりします。テレビの制作側は、チャンネルを変えられないように工夫をこらしています。普通の人がそこまでやる必要はないですが、それくらいの気持ちで文章を編んでいくと魅力はグッとアップするでしょう。

読み手の気持ちに添う。共感してもらえるように書く。読み手が疑問に思いそうなところは、先回りして言及するか、早めに回収しておく。すると、最後まで読まれる「おもしろい」文章になるはずです。