"嫌われる人"の「SNS発信」よくある4大共通NG

個人アカウントでも、企業公式アカウントでも、SNS運用において大事なのはまずは「Give精神」のある発信を心がけることです。

「また見たくなるような投稿」を続けることにより、少しずつリアクションやフォロワーも増えていくでしょう。

2. 借りてきたような一般論に終始する

宣伝だけではなく、読んでくれる人たちに喜ばれる情報を発信することが、伸びるアカウントを目指すための第一歩です。

しかしながら「有益な」投稿をしようと意識するあまり、うまくいかないケースもあります。

SNS運用でリアクションやフォローが増えない理由の1つに、発信内容が、「ごく一般的な情報や、ありきたりな教訓」になってしまっている場合があります。

たとえばニュース記事をシェアできるのもSNSの重要な機能ではありますが、いつもニュースの引用だけで、自分のオリジナルな意見がない投稿ばかりだと読む人にどう思われるでしょうか。

情報のシェア自体にも意義はあるとはいえ、それしかしないSNSアカウントをフォローする人は多くありません。

よっぽどのレアなキュレーション力があるならともかく、たんなるありきたりの引用のみではそのアカウントの価値を感じられないからです。

「見た目が有益」な情報を増やしてもダメ

また、「ビジネスあるある」な教訓やハック術だけを延々と流し続けるアカウントも同様です。

「マーケティングとは ~ あるべき」とか「経営とは ~ あるべき」などのような、SNSではどこでもよく見られるような陳腐な内容のことです。

独創性が高い発信内容であれば価値はあります。しかしながら借り物や、ワンパターンで押し付けがましい教訓をありがたいと思う人は多くありません。

もっともらしい「見た目が有益」な情報を、いくら数だけ増やしてもダメなのです。

投稿で最も大切なのは「その人らしさ」です。型にはまった教科書的な有益性よりも、「現場の生の声」「自分自身のユニークな考え方」にこそ価値があるのです。

個性のない、数や量だけの発信は印象に残りません。発信者の考えや想いを知ることにより、「もっと交流してみたい」と思ってフォローしてくれるのです。

そしてこれが、セルフブランディングへの第一歩だともいえます。

SNS投稿をマッピング。縦軸の「有益性」を意識しただけでは「有益だが一般論」に留まり記憶に残らない。横軸の「自己開示/具体的」という要素こそが重要(出所『LinkedIn(リンクトイン)活用大全』)
3. 「自分だけ」の一方通行な発信のみ

「では、自分のオリジナリティーや個性を存分に打ち出して投稿しよう」と意識し、うまくやれたとしても、まだ理想的なSNS運用に届いていないかもしれません。

それは、「オレがオレが」と、自分の発信ばかりに力を入れ、独りよがりになってしまっている場合です。

現実世界でも、人の話を聞かず、自分の話しかしない人は好かれません。それはSNSの世界でも同じです。

SNSでは、気合を入れてがんばろうとする人ほど、自分の発信だけに力を入れがちです。

他者の投稿には興味を持たず、相互コミュニケーションではなく、たんなる一方的な発信に終始してしまうのです。

SNSは「アルゴリズム」によって動いている

そしてこれは、たんに人から「好かれる」「好かれない」という話ではありません。

SNSの世界は、アルゴリズムによって動いています。あまりにアルゴリズムを意識しすぎるのもよくないでしょうが、やはり最低限は押さえておかないと、ムダな時間を多く使ってしまうことになりかねません。

SNS運営会社の立場に立ってみれば、「他者に貢献し、場を盛り上げてくれるユーザー」はありがたいものです。そういったアカウントが伸びて、より大きな働きをしてくれるようにアルゴリズムを調整します。