1
件
【毎日】10月23日まで予約投稿済み【18時】
好奇心旺盛な発明家、マノ。
彼女は自身の体質が原因で、半強制的に異世界転移を繰り返す生活を送っていた。
転移した先に待ち受けているのは、いつだって未知の生態や文明であったが、面白いものに目がないマノにとって、それらと触れ合う機会は何物にも代えがたい御褒美となっていた。
ただ一方で、必ずしも良い出逢いに恵まれるわけではなく、何も知らない世界に放り込まれれば、当然のように危険が伴うこともある。
命を落としてしまっては元も子もない。
どんなに面白いものが転がっていようとも、死んでしまっては体験できないからだ。
そう考えたマノは、四年という歳月を費やし、やがて一つの装置を完成させる。
それは、彼女の厄介な体質を根本から改善することのできる革命的な装置。
これでマノはもう、異世界転移をしなくてよくなる……はずだった。
しかし、人生とは思い通りにいかないもので。
どうせ住み着くなら楽しめる世界を選り好みしたいと企てた彼女は、意気揚々と次の世界へ飛び立ち、そこで一人の少年と出会うことになる。
そして、少年が口した一言。
――勇者。
その言葉がマノの好奇心を激しく駆り立てた。
「君には助手になってもらうよ」
少年に多大な興味を抱いた彼女は、彼を近くで観察するため、一方的に『博士と助手』という関係性を押し付ける。
初めて助手を手に入れたマノ。
そんなマノに影響されてゆく少年。
成り行きで始まった二人の物語は、どう転がってゆくのか。
文字数 73,153
最終更新日 2026.09.17
登録日 2026.08.31
1
件