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あらすじ〜
絃皇帝の時代、後宮に渦巻く嫉妬と陰謀の中、侍女の晩夏は側室佳春を守るため命を落とす。
それは、忠義と愛情に満ちた、誇り高い死のだったはずだったのに、目を覚ましたのは、天国でも地獄でもなく、薄暗くて埃っぽい一室。
そこいたのは、かつて生き別れた双子の兄・夏生だった。
自分の死を悔やむ兄。 幽霊となってもなお、佳春様の安産を願い、後宮の陰謀を暴こうとする晩夏。 そして、兄妹の再会が、やがて後宮の運命を大きく揺るがすことになる――。
笑いと涙が交錯する、後宮幻想譚。
登場人物
晩夏…側室佳春の侍女22才 父親は謀反の罪を着せられ没落 元貴族
夏生…晩夏の生き別れた双子の兄。宦官で典籍に務める。
佳春…側室、位は嬪、妊娠中27才 名門佳家だが、母親が身分が低かった為、山里で隠されるように育つ。
絃皇帝…胡国の若き皇帝25才、第二王子、廃嫡になった兄(元皇太子)がいる。母親は死去。皇太后に育てられた。
希将軍…胡国の第四王子、独身24歳 絃皇帝を師事
徳妃…側室、名は蘭英26才 名家蘭家出身で佳家とは対立関係にある
賢妃…側室、名は瑤花18才 皇太后の姪
韓岳…希将軍の配下22才
皇太后…元皇太子の母親で絃皇帝の育ての母、絃皇帝の母親とは姉妹関係
文字数 34,991
最終更新日 2025.12.11
登録日 2025.12.04
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