3
件
うだつの上がらない平凡なサラリーマン・三上達也(みかみ たつや)の1日は、最悪のトイレトラブルで締めくくられようとしていた。
仕事帰り、亀戸水神駅のトイレでスマホゲームをしていた三上は、水が流れないという社会的危機に直面する。
しばらく逡巡した彼が覚悟を決めてドアを開けると、そこは駅構内ではなく、異世界都市・グランフェルデの大浴場になっていた。
悲鳴、捕縛、牢屋行き。言葉も通じず不審者扱いされた三上だが、やがて自分の“物理”がこの世界では常識外れにバグっていることを知る。
そこで出会う、魔法使いセレーネ、賢者ノエル、そして古い伝説に記された「白き椅子に座りし男」。
うだつの上がらない会社員は、異世界で救世主になれるのか。
トイレ発、女湯経由、魔王城行き。
勘違いと勢いで突き進む、異世界物理ギャグファンタジー。
※この物語はフィクションです。実際の人物や団体とは一切関係ありません。
文字数 8,796
最終更新日 2026.05.18
登録日 2026.05.17
東京都内に本社を置く中堅企業、株式会社シャリテ。
製薬機器の販売と導入支援を手がけるこの会社で、入社半年の菊池健人は、企画営業部の仕事に少しずつ慣れ始めていた。
そんな健人の指導役となったのは、同期の間で「氷の女」と噂される先輩社員・水瀬こはる。
黒髪に黒で統一された装い。
隙のない仕事ぶり。
曖昧な説明や目的のない資料を許さず、健人の書類にも容赦なく赤を入れる。
けれど彼女は、誰よりも丁寧に仕事を見ていた。
ミスを防ぎ、相手が次へ進めるよう導く、静かな優しさを持つ人だった。
ある日、重要取引先である白鷺製薬から、業務委託の相談が舞い込む。
健人はこはると共に案件へ向き合う中で、彼女がただ強いだけの人ではないと気づいていく。
黒く咲く先輩と、彼女を見続ける後輩。
仕事を重ねながら少しずつ距離を縮めていく、雪解けのような恋の物語。
文字数 29,028
最終更新日 2026.05.17
登録日 2026.05.09
妻との会話も、食卓のあたたかさも失われた我が家。
36歳の営業マン・日高隆二は、空っぽの家庭を抱えたまま、都内の商社で働き続けていた。
そんな彼を誰より近くで見ていたのは、10歳年下の部下・椎名みのりだった。
目を奪われる美人ではない。しかし、艷めく茶色のボブ、少しタレた柔らかな瞳、口元の小さなほくろ、そして疲れた心をそっと包むような優しさが、少しずつ隆二の日常に入り込んでいく。
昼休みの差し入れ、残業中の気遣い、誰にも見せない弱さを見抜く視線。
それは上司と部下の信頼関係なのか、それとも――。
"かえるべきところ"を失った男と、彼を見つめ続ける部下。
二人の距離が静かに壊れ始める。
日常の隙間に潜む、甘く危うい恋の物語。
※この物語はフィクションです。実際の人物・団体等とは一切関係ありません。
文字数 14,002
最終更新日 2026.05.16
登録日 2026.05.13
3
件