夜子

夜子

現在、納得のいくまで全力で作品を完善中です。より深く生々しい物語を届けるべく、一文字ずつ魂を込めています。もし楽しんでいただけたら【投票】や【感想】をお願いします。それが私の執筆の原動力です!
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恋愛 連載中 長編 R15
「いつからだろう、君をファインダーの檻に閉じ込め、永遠に剥ぎ取られたくないと願うようになったのは――。」 シャッターが切られる瞬間の、光と影の明滅。 現像される無数の写真は、崩れゆく夢の破片であり、 私たちが選ばなかった「もう一つの世界」から届く、切実な道標だった。 指先に触れる熱、耳元で乱れる呼吸。 壊れかけた平行世界を彷徨いながら、私はただ、君という唯一の光を追い求めてきた。 たとえ、積み上げた栄光のすべてが影に溶け去っても構わない。 君のいない明日なんて、現像されない白紙と同じだから。 「ねえ、もう逃げないで。……私の手を、二度と離さないで。」 重なり合う境界線で、抗えないほどに溢れ出す独占欲。 幾億の平行線を越えて、ようやくピントが合った、たった一つの答え。 だから、今度は私を捕まえて。 だから、その手で私を繋ぎ止めて。
24h.ポイント 228pt
小説 5,614 位 / 220,770件 恋愛 2,667 位 / 64,399件
文字数 5,634 最終更新日 2026.04.16 登録日 2026.04.11
ライト文芸 連載中 長編
「もしもこの身体が、誰かに愛されるためのものではなかったとしたら。私は、何のためにこの雨の街へ辿り着いたのだろう」 二十五歳の春。私には、誰にも見せられない「秘密」がある。 それは幼い頃から私を縛り付け、普通という幸せから遠ざけてきた呪い。長袖の奥にその境界線を隠し、ワセリンを塗る儀式だけが、私が社会と繋がるための唯一のパスポートだった。 私は生まれ育った北海道の刺すような乾燥から逃げるように、路面電車の走る水の街・富山へとやってきた。 富山の雨は、時に激しく、時に優しく私を包み込む。 立山連峰に見守られたこの街で、私は初めて、自分の醜ささえも抱きしめてみたいと思った。 これは、人魚になれなかった私が、一人の「人間」として、大切な誰かの手を握るために歩き出す――再生と救いの物語。
24h.ポイント 0pt
小説 220,770 位 / 220,770件 ライト文芸 9,112 位 / 9,112件
文字数 8,117 最終更新日 2026.04.15 登録日 2026.04.01
恋愛 連載中 長編 R18
【正編完結・番外編クロニクル連載中!】 ​「十二年の孤独な両片思い――解けない愛の無理関数の果てに。」 ​正編ご愛読、本当にありがとうございました! 物語は今、時間軸を超えた「三つの軌跡(ロジック)」へと深化します。 「お前みたいな石ころ、俺以外に誰が欲しがる? ……いいか、お前を拾い上げる男なんて、この世に一人もいないんだよ」石小路真翠(いしこうじ ますい)にとって、星野煌人(ほしの きらと)は十二年間、隣にいるのが当たり前の存在だった。しかし、その距離が『幼馴染』から、ただ熱を貪り合うだけの『性伴侶(セフレ)』へと歪んだのは二年前。狡猾で、傲慢で、誰よりも美しい男——。煌人の放つ冷酷な言葉の裏には、剥き出しの執念が隠されていた。「奥さん」という禁断の呼び名だけが、二人の危うい関係を繋ぎ止める唯一の鎖だった。—— $12 + 2 < 0$ ——それは、彼が提示した不可能な不等式。彼は周囲に対し、真翠を「無価値な石ころ」と蔑み、自らの性的指向すらも偽り、完璧な仮面を被ってエリートの階段を上り詰める。すべては、彼女を誰の目にも触れさせず、自分だけの箱庭に閉じ込めるための「作弊(イカサマ)」。しかし、職場に現れた「完璧な第三者」の影が、その歪んだ均衡を打ち砕く。真翠の価値を正しく見抜き、彼女に近づく謎の存在。その「解読」を試みる傲慢な視線が、煌人の喉元に牙を突き立てた。「今すぐ僕に奪われてくれませんか、奥さん」積み上げられた十四年の欺瞞、偽りの妊娠騒动、そして強行突破された既成事実。ライラックブルーのSUVが桜のトンネルを駆け抜ける時、すべての論理(ロジック)は崩壊し、唯一の正解が導き出される。これは、一人の狂信者が「石小路」の名を勝ち取り、最爱の女の足元に跪くまでの、命悬けの解答記録。
24h.ポイント 28pt
小説 21,235 位 / 220,770件 恋愛 9,103 位 / 64,399件
文字数 165,721 最終更新日 2026.03.18 登録日 2026.01.29
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