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寺門柚(てらかどゆず)は、気づくと役所にいた。
彼岸生活サポートセンター。
そこで柚は、自分が死んだことを知らされる。
「そんなぁ。私まだ恋人がいたこともないんですよ?」
「できますよ」
あっさり頷いた担当職員・三途は、この世界のシステムを説明したあと、こう宣った。
「で、寺門さんは恋人が欲しいんですよね。よろしければご紹介可能です」
「ホントですか?」
「ええ……まあ、少々難あり、あ、いえ、いまだに定期的にお供えも届く元青年実業家です」
「元……、今は?」
「……ホストです」
恋を知らずに死んだ柚には、本人も知らなかった『とんでもない財産』があった。
これは、彼岸で恋を買おうとする女と、金でしか女を喜ばせられなかった男の、彼岸ラブストーリー。
文字数 18,226
最終更新日 2026.06.14
登録日 2026.06.11
っていうか、あなたの恋愛対象、男でしたよね?
公安×ハッカー
嘘つき同士の騙し合い恋愛。
一ヶ月前からバイト先に現れるようになったのは、透子がひっそり憧れつつも逢って言葉を交わすことはないだろうと思っていた男だった。
彼が名乗った名前も職業も、知っていたものとは全く違うもの。
あの名前が本当? それともこっち?
っていうかあなたの恋愛対象、男性でしたよね?
訊いてしまえないのは、透子もまた彼には絶対に知られてはいけない秘密を抱えていたから。
秘密だらけのふたりでも、始めてしまった関係をホンモノにできますか?
表紙イラスト:八月しぐれ様
文字数 224,750
最終更新日 2026.05.11
登録日 2018.12.20
人里離れた泉にひとり通う少女・みおは、ある日、名もなき不思議な少年と出逢う。彼は人にあらざる存在──長い時を生きる「人外」だった。
村で孤立しながらも無垢な笑顔を絶やさないみおに、少年は次第に心を寄せていく。
しかし、人と人外の交わりには、静かに終わりが刻まれていた。
異形の印、少女の身に秘められた力、村人たちの偏見、逃れられぬ運命、そしてふたりが交わす祈りの言葉。
季節がめぐるなか、彼らは何を願い、何を残すのか
出会いと別れ、希望と祈り、そして声にならぬ想いのすべてを抱いて。
これは、生と死の境に咲く、ひとつの祈りの物語。
文字数 28,814
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.07.12
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