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これは当代きっての魔法使いに、魔法名家に生まれながら魔力を持たず──ただし、魔法理論だけは最強の令嬢がいつのまにかすっかり外堀を埋められていくお話。
・season 1 全29話(1~29話)*単独で物語は完結しています
・後日談 全1話(30話目)*season1後日談
・season 2 全20話(31~50話)*season2 完結まで予約投稿済み
魔法名家の令嬢シフリーナには、魔力がない。
十九歳にして魔法師養成学校では三度目の一年生。今年進級できなければ退学になる。
それでもシフリーナは魔法が大好きだった。自分ではひとつも発動できない魔法陣を描き、誰にも読まれないまま、ひたすら魔法理論を学び続けている。
そんなある日、校舎裏の森に描いた「空想の魔法陣」を、特別講師としてやってきた特級魔法師ウーシェダが発動してしまう。
森から跳ね上がったのは、巨大なピンクの鯨。
「誰がこんなとんでもない魔法陣をひいた?」
魔法界の常識を覆す理論の持ち主を探し始めたウーシェダがたどり着いたのは、魔力がないため落第を繰り返し、学校で「居ない者」のように扱われていたシフリーナだった。
そして彼は、とんでもない提案をする。
「俺の婚約者として、魔法塔に来ないか?」
魔力のないシフリーナを、魔法師の国ヴァンリンドゥへ連れていくための偽装婚約。
学校より多い蔵書があると聞いたシフリーナは、即座にその話へ飛びついた。
誰にも才能を認められなかった魔法大好き令嬢と、その才能を誰より早く見つけた最高峰魔法師。
これは、最後まで魔力を持たない少女が、好きであり続けた魔法の中に自分の居場所を見つけるまでの物語。
*第四章に暴力表現があります。苦手な方はご注意ください。(R15タグはそのためです)
文字数 139,985
最終更新日 2026.10.14
登録日 2026.09.06
「──絆されたんだ」
プロポーズの理由を尋ねたラヴィーナに、シリルが返したのは、そのひと言だった。
婚約破棄され、元婚約者には「可愛げがない」と詰られ続けてきたラヴィーナは、その言葉で悟ってしまう。
ああ、やっぱり同情だったのだ、と。
家族にも行き先を告げず、隣国で名を変えて生きることを選んだラヴィーナ。
けれど、「妻に迎えたい」と告げたシリルは、突然姿を消した彼女を諦めてはいなかった――。
逃げる令嬢と、追いかける伯爵。
可愛げがないと思い込む彼女と、彼女を諦めない男の、じれったいすれ違い恋物語。
全11話。
文字数 36,239
最終更新日 2026.08.07
登録日 2026.07.28
元青年実業家の低徳ホスト×元派遣社員の徳富豪。噛み合わない疑似恋愛が、本物になっていく。
恋人ができないまま25歳で死んだ柚(ゆず)は、死後の世界で一億七千万を超える「徳」を持つ高徳者だと知らされる。
エレベーターの開ボタンを押したこと、誰かの仕事を代わったこと、食べ物を粗末にしなかったこと。小さな善行が積み上がった結果だった。
「恋をしてみたい」
そうこぼした柚が役所で紹介されたのは、一ヶ月だけの恋人契約。
相手は、現世では青年実業家として成功しながら、死後世界では低徳者となり、渋々ホストとして働く内海聡(うつみ さとし)。
けれど、恋人契約の初日は、不動産屋と生姜焼きから始まった。
恋人らしい振る舞いも、デートの定番も、恋を知らない柚にはどこか噛み合わない。
恋を売るつもりだった聡は、素直で少しズレた柚に調子を狂わされていく。
恋を買ったはずの柚と、恋を売るはずだった聡。
噛み合わない一ヶ月の疑似恋愛は、少しずつ本物の恋に変わっていく。
文字数 97,601
最終更新日 2026.07.11
登録日 2026.06.11
っていうか、あなたの恋愛対象、男でしたよね?
公安×ハッカー
嘘つき同士の騙し合い恋愛。
一ヶ月前からバイト先に現れるようになったのは、透子がひっそり憧れつつも逢って言葉を交わすことはないだろうと思っていた男だった。
彼が名乗った名前も職業も、知っていたものとは全く違うもの。
あの名前が本当? それともこっち?
っていうかあなたの恋愛対象、男性でしたよね?
訊いてしまえないのは、透子もまた彼には絶対に知られてはいけない秘密を抱えていたから。
秘密だらけのふたりでも、始めてしまった関係をホンモノにできますか?
表紙イラスト:八月しぐれ様
文字数 224,750
最終更新日 2026.05.11
登録日 2018.12.20
人里離れた泉にひとり通う少女・みおは、ある日、名もなき不思議な少年と出逢う。彼は人にあらざる存在──長い時を生きる「人外」だった。
村で孤立しながらも無垢な笑顔を絶やさないみおに、少年は次第に心を寄せていく。
しかし、人と人外の交わりには、静かに終わりが刻まれていた。
異形の印、少女の身に秘められた力、村人たちの偏見、逃れられぬ運命、そしてふたりが交わす祈りの言葉。
季節がめぐるなか、彼らは何を願い、何を残すのか
出会いと別れ、希望と祈り、そして声にならぬ想いのすべてを抱いて。
これは、生と死の境に咲く、ひとつの祈りの物語。
文字数 28,814
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.07.12
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