言葉にならない想い 小説一覧

4件
1

【完結】声をなくした花屋と、言葉を捨てたマイム

声を失った花屋の咲良と、言葉から距離を置いた青年・凪。 花屋で静かに働く咲良の前に、ある日ひとりの青年が現れる。 彼は、かつて自分の言葉で誰かを傷つけた過去を抱え、 今は言葉を使わずに人の心を動かす“パントマイム”をして街に立っていた。 花と言葉。沈黙と表現。 交わらないはずの想いが、少しずつ形を持ちはじめる。 これはふたりがもう一度、『言葉』と向き合うまでの物語。 全七章。
2

まだ名前のない輪郭で ― エロス編【連作断章】

本作で描かれる「エロス」は、単なる接触ではありません。 それは、まだ触れない温度、伝えられなかった気配、 そして、交わる前にすれ違ってしまう視線のような、 関係の輪郭だけが揺れている場所を描いた断章たちです。 誰かに近づいた瞬間、かえって遠くなる。 そんな感覚に覚えがある人へ── ※本作には、直接的な描写はありませんが、 感情や身体の“間”を描く表現が含まれています。
3

『カフェ・しろつめ草の気まぐれ日和』──どうしても“好き”って言いたくなったのは、あなただけ

動画配信者として癒しを届けてきた彼。 “誰かの救い”でいようとするあまり、 言葉をなくしたその心がたどり着いたのは―― 商店街の外れにある、小さな喫茶店「しろつめ草」。 店を気まぐれに切り盛りするのは、 制服姿の高校生・葉月。 今日のメニューは、その日の気分と、ほんのすこしの想いで決まる。 会話は少ない。 だけど、期待されない空間で少しずつ重なっていくふたりの時間に、 やがて恋が、静かにこぼれていく。 「わたし、ずっとあなたを待ってたのかもしれない」 恋になるって知らないまま、 誰よりも“好き”を言いたくなった相手は、あなたでした――
4

図書館の魔女と、遅れてきた初恋

町はずれの、ひっそりとした図書館。 そこには「魔女」と呼ばれる女性司書がひとり、静かに本と暮らしていた。 過去に触れすぎる力を持ち、心の扉を閉じて生きてきた綾瀬澪。 そして、都会から赴任してきた若手公務員・高野智也。 偶然の出会いから、ふたりの時間は少しずつ重なっていく。 紅茶の香り、木漏れ日の読書室、 涙のあとに差し出されたしおり、 言葉にできない想いを、ゆっくりと育てていく日々。 これは、声にならなかった想いが ようやく“届く”までの、 遅れてきた、けれど確かな初恋の物語。 癒しと静けさに包まれたスローライフ×年の差ラブストーリー、ここに完結。
4件