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――星が落ちた夜、すべてが始まった。
輝く夜空の向こうから降ってきたあの光は、ただの流れ星ではなかった。
その夜を境に、私の腕には奇妙な「数字」が浮かぶようになった。
500。
それは、私が“占える”回数。
占えば当たる。何もかもが、正確に。
人の心も、未来の出来事も、病の兆しさえも――私の占いにかかれば、隠しきれない。
けれど、ひとつだけ限りがある。
その回数が尽きた時、何が起こるのかは、私にもわからない。
誰にもそのことは言っていない。
だからこそ、私のもとには人が集まる。
「未来を教えて」と。
「大切な人を救いたい」と。
「国を導いてほしい」と。
願いを受けるたびに、数字はひとつずつ減っていく。
この力は“贈り物”なのか、それとも“呪い”なのか――答えはまだ出せない。
それでも、私は今日も占う。
静かに、淡々と。
私の名は、エリス。
“必ず当たる占い師”として、人々の運命に関わり続ける。
文字数 73,685
最終更新日 2025.09.06
登録日 2025.05.01
公爵令嬢として育ちました。
礼儀作法、社交術、舞踏、歴史、政治――すべて一通りこなし、家柄にも顔にもそれなりに自信があります。
なのに――
「姉上の婚約相手は、まずこの書類審査を通ってからにしてください」
「――結婚? まだ早い。
どこの馬の骨かも知らぬ男に、うちの娘を渡せるはずがないだろう」
「おふたりとも、わたくしの意志は?」
誰かこの家の男どもを黙らせてください。
過保護すぎる父と、毒舌で冷静すぎる弟に囲まれて、
私の恋は――いつだって、家族会議から始まるのです。
それでも私は、恋をしたい。
誰かと笑い合って、未来を選びたい。
だから今日もまた、
“結婚相手候補”が父と弟に門前払いされる音を、私は紅茶をすすりながら聞いています。
……どうか、一人くらい生き残ってくださいませね?
※本作は前作『悪役令嬢は旦那様と離縁がしたい!〜でも、子作りはしたいみたいです!?〜【完】』の“その後”の物語。
過保護すぎる父(かつての旦那様)と、毒舌な弟(元・天使な赤子)に囲まれた令嬢の恋の奮闘記です。
ちなみに、肝心の“あの母”は――どうやら一家の中で一番肝が据わっている模様。
両親の波乱の恋愛模様をまだご存じない方は、ぜひ前作もあわせてお楽しみください。
文字数 59,793
最終更新日 2025.07.01
登録日 2025.05.24
「離縁を、お願いいたしますわ」
そう言ったのは、王都で“冷酷令嬢”と呼ばれる悪役令嬢、クラリス・ヴァンシュタイン。
眉一つ動かさず、彼女は完璧なマナーで告げる。
対するのは、クール系イケメン、セシル・ヴァンシュタイン侯爵。
だが、彼は驚くどころか、にこりともせず、ただ一言──
「それは無理だ」
「……は?」
「君に興味がなかったのは結婚前の話。今は違う。むしろ──溺れている」
「……!?」
これは、愛を知らぬ悪役令嬢が、“愛されすぎて離縁できない”溺愛ラブコメディ。
しかも、なぜか子作りの話が出てくるなんて……!?
小説初作成投稿です!
暖かく、見守って頂けると嬉しいです
また、お返事等出来ないので感想の投稿は無しとさせて頂きます。
文字数 27,126
最終更新日 2025.05.12
登録日 2025.04.13
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