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大学生、天谷雨喬(あまやうきょう)と日下部光平(くさかべみつひら)は付き合っていながらも友達の範囲をなかなか超えられない。
そんな二人の恋はまるで気まぐれな天気の様に日々変わり、流れる雲の様にゆっくりと進んでゆく。
その先へいかない展開にやきもきしながらも、ほのぼのと二人の行方を見守りたい、時にはドキドキもしたい、そんな理想を詰め込んでみた話。
官能的な展開はご期待いただけませんが、一日の内のひと時を共に過ごしていただけるような、日常に溶け込むような話になれば幸いです。
苦い話もありますので、甘々がお好きな方はご用心くださいませ。
※物語内に未成年の飲酒シーンがありますが、あくまでも物語に必要な表現の一部であり、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
文字数 71,925
最終更新日 2025.12.07
登録日 2025.12.03
春。
一ノ瀬秋は都会にある美術大学進学を機に一人暮らしを始めることになる。
これから始る新しい生活に期待と不安で胸がいっぱいの秋。
取りあえずと、挨拶に向かったお隣さんは黒い眼帯をつけた美形の眼鏡のお兄さんで、秋は見とれてしまう。
いつかこの人を描いてみたい。
そう思う秋。
お隣のお兄さんに会う度に彼を描いてみたいという欲望が秋の中で深まってゆく。
しかし、そんなお兄さんが疲れのせいで食欲が無く、エナジーゼリーで食事をすませていると秋に告白する。
そのことを心配した秋は毎晩、お兄さんに不器用な手料理を振る舞うことに。
だが、そんな秋の行動むなしく、お兄さんは、どんどんやつれていく、というか、老け込んでいく。
心配でたまらず、病院へ行くことを勧める秋に、お兄さんは自分が実は吸血鬼であることを告白する。
加えて、最近、人間の血を吸っていないのでエネルギーを消耗して若さを保てなくなっていることを話す。
美麗なお兄さんを描きたい秋は「俺の血を吸って下さい!」と宣言してしまい……。
平凡な大学生と超美麗な吸血鬼との究極の親密関係、始ります。
文字数 88,789
最終更新日 2025.12.03
登録日 2025.11.23
人生の転機とはいつどんなときに訪れるのか分らないものだ。
彼女の場合もそう。
務めていた会社をクビになり、やけ酒に明け暮れたあげくに成り行きで年上の男友達、目黒雨の家に住み込みの家政婦として働くことになった野宮菊子、二十四歳、彼氏無し。
菊子が雨の家政婦として働く条件は、雨に恋をしないこと、されないこと。
そんなの楽勝! と思う菊子だったが予想外の様々なアクシデントが起こり……菊子の運命の歯車は激しく回転していく。
トラブルの先、菊子と雨は恋するの? しないの?
男女の友情は存在するのか?
めちゃくちゃじれったい大人の男と女の友情と恋の物語!
文字数 25,907
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.10.29
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