アルフライラ

アルフライラ

私は生きている。 偽りの弱者に穢されしこの世界で。   私は生きている。 歓喜が紙幣に討滅されしこの世界で。 私は生きている。 瞬きの間の悦楽の為に。 私は生きている。 永遠に眠る時まで。
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ファンタジー 完結 短編
 干ばつに呑まれた寒村では、畑はひび割れ、家々は明日が来ることを恐れている。  絶望の只中に現れた流れの吟遊詩人は、ひとつの救済を囁き、そしてそれは天啓となった。 ——大神に蒼生なる生贄を捧げよ。恵みは再び降り注ぐだろう。  領内の祈りは切望へと変わり、やがてひとりの青年に白羽の矢が立った。  親の借金にまみれ、行き場を失った青年。差し出してもよい命として。  労働と存在意義、希望と恐怖。  先に待つのは、神の慈悲か、聖なる苦悶か。
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小説 220,250 位 / 220,250件 ファンタジー 51,230 位 / 51,230件
文字数 9,023 最終更新日 2025.12.03 登録日 2025.12.03
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