なめてくるバカを黙らせる技術

なめられてバカにされたとき、おとなしい人でも使える反撃法

2025.11.26 公式 なめてくるバカを黙らせる技術 第20回
過去の連載をまとめた黒坂岳央氏のビジネス書『なめてくるバカをだまらせる技術』が、大好評発売中!
2.メールのCCに関係者を入れる

すでに実践している人も多いのが、宛先に関係者を入れる、だ。たとえば、相手の上司、取引先、別部署などを入れるのである。

「情報共有で」

という口実がいいだろう。私が以前働いていた外資系ではFYI(For Your Information)の3文字で関係者を入れるメールが飛び交っていた。
なめてくる相手の心理として「自分は攻撃したいが、ふるまいは他人に見られたくない」がある。
人は他人の目がある場面では、だれしも攻撃性を著しく抑制するのだ。

こまめな記録・共有は盾にもなる

メールや議事録などの記録は、たんに抑止力として機能するだけでなく、いざというときに攻撃の一手にもなる。
とくに相手が社内で権力を持っている場合、表向きの態度と裏での言動に乖離があるケースも多い。同じ部署メンバーに当たりが強くても、取引先や別部署、社長や人事にはいい顔をする人も少なくないだろう。
そんなとき、あなたが事実ベースの記録を持っていれば、上司への報告や異動交渉、場合によっては法的対処のときにも、強力な武器になるのだ。

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プロフィール

黒坂岳央
黒坂岳央

1981年大阪府生まれ。実業家。学生時代から人間関係でなめられることに苦しみ、社会に出ても理不尽な扱いを受け続けた経験を持つ。しかし、その経験を逆手に取り、なめられないための戦略を研究、体系化した。現在は、本業のかたわら、アゴラ、プレジデント、Yahoo!ニュースなどネットメディアでニュース・オピニオン記事を執筆し、PVの最高値は1記事で150万PV超。テレビ朝日系、TBSラジオなどテレビ・ラジオ番組にも多数出演している。なめられる弱者だった立場から、自らを研究対象として積み上げてきた経験を土台に本書を執筆している。

著書

なめてくるバカを黙らせる技術

黒坂岳央 /
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