『ラズーン』第三部 11.『ラズーン』(1) ...
「ジノ。ジノ・スティルはいませんか」
「はい、姫さま。ここに控えております」
どこから姿を現したのか、一人の娘がリディノの前に跪いた。頭に深草色の布を巻き、薄...
「はい、姫さま。ここに控えております」
どこから姿を現したのか、一人の娘がリディノの前に跪いた。頭に深草色の布を巻き、薄...
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登録日 2018.03.11 23:14
『DRAGON NET 』82.『金卵』(3)アップ。
「てめえにそんな久しぶり、なんて笑いかけられるような仲じゃなかったと思うがな」
どこまでも正しくて鋭い男。
どこまでも正しくて鋭い男。
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登録日 2018.03.10 09:21
『闇を闇から』第三章 6.コール(7)アップ...
「こいつが何をされて喜んだか教えてやろうか」
大輔が嗤う。
「…い…やだ…」
声を震わせて真崎が顔を上げた。
うごけない。
微かに口がそうことばを紡ぐけど...
大輔が嗤う。
「…い…やだ…」
声を震わせて真崎が顔を上げた。
うごけない。
微かに口がそうことばを紡ぐけど...
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登録日 2018.03.10 09:20
『ラズーン』第三部 10.『氷の双宮』(4) ...
世界はずっと、こうしてラズーンの見えない泉によって、命を保たれ繋がれてきている……それを知るのは、極僅かだ。
「……わかりました」
ラズーンは『運命(リマイン)...
「……わかりました」
ラズーンは『運命(リマイン)...
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登録日 2018.03.10 09:19
『闇を闇から』第三章 6.コール(6)アップ...
「不愉快だ、部屋に引き上げる。お前達も帰れ」
囲みを破るように大輔が身を押し出して、ホテルの奥へ肩をそびやかして消えていく。
まずは、一つ。
美並は小さく...
囲みを破るように大輔が身を押し出して、ホテルの奥へ肩をそびやかして消えていく。
まずは、一つ。
美並は小さく...
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登録日 2018.03.09 12:13
『ラズーン』第三部 10.『氷の双宮』(8) ...
(ユーノ…)
アシャはじっと、水槽の中に漂っているユーノを見つめた。
水色の栄養液のせいか、肌が透けるほど蒼白く見える。昏々と眠り続けているユーノの右肩には...
アシャはじっと、水槽の中に漂っているユーノを見つめた。
水色の栄養液のせいか、肌が透けるほど蒼白く見える。昏々と眠り続けているユーノの右肩には...
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登録日 2018.03.09 12:12
『DRAGON NET 』82.『金卵』(1)アップ。
薄い笑み。青白い顔に削いだような気配の、触れると傷つくが握ってしまえば心深くに食い込んで、手放す気になど絶対なれない。
軛を今断ち切って急ぐ。
軛を今断ち切って急ぐ。
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登録日 2018.03.08 09:10
『闇を闇から』第三章 6.コール(5)アップ...
京介が顔を上げると、きつく眉を寄せた大石と、その後ろに確か志賀と呼ばれる男が立っている。
「こんばんは、大石さん」
待っていたのだと言う笑顔で体を起こして対...
「こんばんは、大石さん」
待っていたのだと言う笑顔で体を起こして対...
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登録日 2018.03.08 09:08
『ラズーン』第三部 10.『氷の双宮』(3) ...
「ま、どっちにせよ」
イルファはぽん、と放り投げたラクシュの実を掴み、空になった酒のコップに落とした。酒に塗れる黒い実ににやりと笑う。
「あいつらとはぶつかる...
イルファはぽん、と放り投げたラクシュの実を掴み、空になった酒のコップに落とした。酒に塗れる黒い実ににやりと笑う。
「あいつらとはぶつかる...
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登録日 2018.03.08 09:07
『闇を闇から』第三章 6.コール(4)アップ...
「美並」
目を開いた。
呟いて、伊吹を抱き寄せる。
「キスして」
一瞬目を見開いた伊吹がちらっと視線を横に投げる。
「見せつける気か」
どこまでいっても...
目を開いた。
呟いて、伊吹を抱き寄せる。
「キスして」
一瞬目を見開いた伊吹がちらっと視線を横に投げる。
「見せつける気か」
どこまでいっても...
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登録日 2018.03.07 09:18
『ラズーン』第三部 10.『氷の双宮』(6) ...
「『氷の双宮』については…」
席を立ったミダス公が、窓に近寄りながら続けた。
「私達も詳しくは知らないのです」
「どうしてです? あなたはラズーンの四大公でし...
席を立ったミダス公が、窓に近寄りながら続けた。
「私達も詳しくは知らないのです」
「どうしてです? あなたはラズーンの四大公でし...
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登録日 2018.03.07 09:17
『DRAGON NET 』81.『宙道』(2)アップ。
最初の一匹が湖底の砂地にぶつかって弾け飛んだ。だがその千切れた体を押し込むように次の一匹が、その毟られた背鰭を畳むように次の一匹が、砂地に小魚達が次々と激突して...
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登録日 2018.03.06 09:11
『闇を闇から』第三章 6.コール(3)アップ...
なぜ、いつの間に、明が。
大輔だけではなく、驚いた京介の脳裏に過ったのは、昼休みに姿を消していた伊吹のこと。珍しいこと、外食ね、と石塚が呟いたのに少し不安に...
大輔だけではなく、驚いた京介の脳裏に過ったのは、昼休みに姿を消していた伊吹のこと。珍しいこと、外食ね、と石塚が呟いたのに少し不安に...
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登録日 2018.03.06 09:09
『ラズーン』第三部 10.『氷の双宮』(5) ...
(どうして、ユーノは帰ってこない?)
レスファートは窓に腰掛けたまま、そっと外に手を伸ばした。指先に、尾の長い鳴き鳥(メール)が止まりに来る。
(好きだってい...
レスファートは窓に腰掛けたまま、そっと外に手を伸ばした。指先に、尾の長い鳴き鳥(メール)が止まりに来る。
(好きだってい...
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登録日 2018.03.06 09:07
『DRAGON NET 』81.『宙道』(1)アップ。
「この道を開くためにはある段階の知恵がいる。単なる通り道ではなく、無数の中継点を備えていて、その扉を一つ一つ通り抜けて初めて繋がるようになっている」
それは...
それは...
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登録日 2018.03.05 21:00
『闇を闇から』第三章 6.コール(2)アップ...
「ふぅ」
「ふぅ?」
ふいに、伊吹が、退屈したようなうんざりした吐息を漏らして屈み込み、ココアのカップを取り上げた。
「まだ熱いですね」
一口呑んで、伊吹...
「ふぅ?」
ふいに、伊吹が、退屈したようなうんざりした吐息を漏らして屈み込み、ココアのカップを取り上げた。
「まだ熱いですね」
一口呑んで、伊吹...
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登録日 2018.03.05 20:58
『ラズーン』第三部 10.『氷の双宮』(2) ...
突然背後に気配を感じ、アシャは体を起こして振り返った。
いつの間にか、入り口に一人の老人が立っている。白い長衣、白い髪に白く長い髭を垂らし、肩に真白のクフィ...
いつの間にか、入り口に一人の老人が立っている。白い長衣、白い髪に白く長い髭を垂らし、肩に真白のクフィ...
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登録日 2018.03.05 20:57