「お従妹様の看病で五年、夜会に出ておりませんの」
侯爵令嬢イレーネは婚約者アーロンの要請で、五年にわたり彼の「病弱な従妹」クレアを看護してきた。夜会も社交も諦め、毎晩クレアの枕元で看護した。だが二十三歳の誕生日、医師会の抜き打ち健診でクレアは「むしろ同世代で最も健康」と診断される。イレーネが見せてもらった五年分の薬代明細には、存在しない薬品と架空の処置が並んでいた。アーロンは慌てる。「誤解だ。クレアは本当に弱くて……」イレーネは微笑んだ。「では、五年分の看護費と、わたくしが失った社交時間を、具体的な数字にして頂戴いたしましょう」。医師会長が断言する。「詐病誘導と医療費架空請求。司法に回します」。
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色々、おかしな点が多々有るのですが…。
最後迄読んでも主人公はずっと婚約者の侭ですよね。
「金貨〜、婚約者の家から〜」と有りますから。
婚約者だからって全くの他人の看病を何年も貴族令嬢がしないといけないんでしょうか?
それと婚約者に夜会に出て欲しく無い為にクレアに詐病させたと有りますが、
アーロンが夜会で女性と遊ぶ為でしょうか?
クレアの従兄の恋人ってアーロンですか?
詐病で儲けたお金を令嬢と分け合ってたんでしょうけど、この令嬢とも遊んでいたのか、共犯関係だけなのか分からない所ですね。
疑問も多いです。
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看病するイレーネも寝たきりの状態で過ごすクレアも、辛い5年間だったろう。
監獄に閉じ込めるようなものだ。この夫の詐欺行為のために。一番輝いているだろう若い時を奪われて。
読んでて、心が締め付けられました。
淡麗な文章なのに、主人公の意志の強さが感じられて。
作者さんの文章力すごいなあ。
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