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ヒューマンハンター(4)
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ヒューマンハンター(4)
――――7章――――
む、そうか…本当に長くなるぞ?
それでもよいのか?
いいって。
では話そう。こほんっ
あれはわたしの両親がまだわたしくらいのころ。
この国が今の形となる少し前の話。
以前よりこの国は他国と友好的に接していた。困ったときはお互い様、国内の支援よりも早く助けてくれた。その尖兵たちが「騎士」だ。騎士は末端から最優秀な騎士、色をつけた騎士までおり、その騎士の数は100を越えるとても大きな組織であった。その騎士を国毎に割り振り、どの国も力が等しくなるように調整していた。
ちなみに騎士は治安維持だとかそういう今でいう警察みたいな役割が主であった。
だれもが思ったであろう。この騎士たちがいれば安泰だ、心配は不要だ、と。だが、ある時を境に他国との関係は破綻した。そう、資源不足である。支援をする余裕がないほどに自国の資源が不足していた。
支援を受けられなくなった国々は割り振られた騎士のみで治安維持などを任され、当然のように朽ちていった。
その騎士の生き残りが…蒼の騎士なのか?
ああ。それと数人の色つきの騎士だな。
は?色つきって蒼だけじゃないのか?
そんな訳ないであろう!第一、カラーで初めに蒼がくること自体違和感しかないのだ。ちなみに紅の騎士や翠の騎士などがいる。どちらも生存しており、ここ日本へ来ておる。宝珠パライド目当てだろうな。
…まあ、そうなるよな。ある程度は理解できたよ。ありがとう。じゃあ俺は行くから。凛が待ってる
いや、だめだが?
は?
異能の扱いに慣れろといったはずだ。逃げるのならわたしを倒してから行け
倒していいのか?
うむ。倒せるのならな
っ―!
レオは2歩飛び退くと異能で爪を伸ばす
抜いたな、異能を。ならばわたしも倒していいんだな?
そういうつもりだ。いくぞっ!
「荒爪」!
今の限界まで伸ばし細めた爪でムスビを掬うようにして切り裂く
粗いな…そんなじゃわたしは倒せない。
えいっ!
的確に、速光に投げられたクナイは
正確にレオの右膝を貫いた―。
うぐっ…!?なんの!はああっ!!!
「刺爪」!!!
レオは伸ばしきった爪で連続の突き攻撃を繰り出した
粗いといっておる。そんなんじゃ
殺してくれといっているようなものよ。
ムスビはその突きを軽々と避けてみせた
なっ……くぅぅ!!
片膝をつき動きを止めたレオ。
それに歩いて近づくムスビ
さて。まだ出ていこうというの?
当然だ。
何故だ
ここには死はない。あるのは安寧という名の自由だぞ?拒む理由がどこにある。
俺が小っさい頃にいた妹が戻ってきたんだよ。なのにお茶さえ出してねえ。妹だぞ?なんもしてやれねえってのは嫌なんだ。だった、かもしれねえが兄だからな
なるほど。そっちの事情は理解した。ならばその妹も連れてこればいいじゃない。
はあ?いや、あのな――
いいじゃないのさ。それともその妹とデキてたり…?
しないしない!この間再会したばかりだっての!
ふむふむ。なら連れてこれば―
なんか嫌だ。
ほれデキてるじゃない!もういいわ!!そこまでいうなら行ってらっしゃい!あ、帰ってこなかったら腕ずくで迎えに行くから。そのつもりでどうぞ
恐ろしっ!?…けどわかった。3日くれないか?
だーめ。2日で帰ってきなさいな。わかった?
ああ。じゃあな。
(待ってろ凛…今いくからな…!)
それからレオは山を降り、町がみえた。
…なんだか久しぶりな気がする…なっと!
レオはうんと伸びをしたあと、凛の待つ家へ向かった。
――――8章――――
その頃、凛はと
あ、あちゃあ~!!
聴こえてます!聴こえてますってレオ兄さん!
ああもうっ、レオ兄さんったらああっ!!!
ベッドの上で歓喜の
のたうちまわりを禁じ得ない凛がいた。
わたしのこと好きすぎますって!お茶出してない!?そんなのいいから今すぐ抱き締めてー!
ピンポーン
あ!レオ兄さん!?今開けまーす!!
ああ、悪いな遅くなって。
レオ兄さーーんっ!!!
扉が開くなりレオに飛びつく凛
わわっ、なんだ凛、ちょっと!離れろ!
嫌ですぅ~!そんなこと言って本当は離れたくないんですよね!?ね!?
はあ?どこ情報だよそれ。いいから離れろ!
どこ情報?そ・れ・は♡
(兄さんですよ)
レオの耳元で囁く。直後、場が静まる。
どういうことだ?
あ~…えっと、わたしの異能(カイザーマップ)の効果で、1度繋がった人がどこにいても盗聴できるんです。なのでさっきの話も全部聴こえてました。
なっ、このっ!!はあ!?い、いや別になんでもねえよ!
レオの顔がみるみるうちに赤くなる
うふふっ
否定を吐いても見え見えですよレオ兄さん
はあ!?いやそんなのないからな!?勘違いするなよ!?
いやいや~勘違いじゃないはずですしね。さ、向こうに行きましょう。
そういいながらベッドを指差す凛
(なんだよ…眠いならそう言えっての。)
わかったよ。メシは明日なのな。
歯は磨いたか?顔は洗った?
え!あー、えっと…はい
(ちょっとー!からかうつもりだったのに
ヤる気なの!?レオ兄さんのえっちー!)
そうか。なら少し待っていてくれ。俺も準備してくる
すたすた歩いて洗面所へ向かう。そして歯磨き
洗顔を済ませてベッドへ向かった。
おまた…せ
はああっ!?なんて格好だよ!
え~?レオ兄さんはそっちの方がいいですか?
そっちってどっちだよ!いいから服を着ろ!!!
目のやり場に困る!
…むぅ。わかりました。はい、これでいいですか?
あ、ああ。じゃあ寝るぞ
え?
えってなんだよえって。いや寝るんだろ?
あ、えっとその…あの……あはは…
ん?もういい時間だし、寝るぞ。俺はもう寝る。おやすみ
は、はい…おやすみなさいレオ兄さん
それから数分後
…なあ凛。まだ起きてるか?
…
……
………
寝てるか。なら都合がいい。俺は凛のことが好きだ。だから変な誘惑には乗れない。凛と今の関係が、つまりは仲良しな時間が心地いいからな。下手に壊せないってところだ。だから今は…すまない。
そのまま眠りについたレオだった。
あとがき
はいはいどーもっ、私だよー!
今回も読んでくれてありがとっ!!!
なんかねえ…凛ちゃんいいねって回だったね今回は!
宝珠パライドの方も人が減ってきてるし、騎士の話題も掘る掘るってね。なんか忙しい話だけど
ついてきてくれると嬉しいな!んじゃ、またね!
――――7章――――
む、そうか…本当に長くなるぞ?
それでもよいのか?
いいって。
では話そう。こほんっ
あれはわたしの両親がまだわたしくらいのころ。
この国が今の形となる少し前の話。
以前よりこの国は他国と友好的に接していた。困ったときはお互い様、国内の支援よりも早く助けてくれた。その尖兵たちが「騎士」だ。騎士は末端から最優秀な騎士、色をつけた騎士までおり、その騎士の数は100を越えるとても大きな組織であった。その騎士を国毎に割り振り、どの国も力が等しくなるように調整していた。
ちなみに騎士は治安維持だとかそういう今でいう警察みたいな役割が主であった。
だれもが思ったであろう。この騎士たちがいれば安泰だ、心配は不要だ、と。だが、ある時を境に他国との関係は破綻した。そう、資源不足である。支援をする余裕がないほどに自国の資源が不足していた。
支援を受けられなくなった国々は割り振られた騎士のみで治安維持などを任され、当然のように朽ちていった。
その騎士の生き残りが…蒼の騎士なのか?
ああ。それと数人の色つきの騎士だな。
は?色つきって蒼だけじゃないのか?
そんな訳ないであろう!第一、カラーで初めに蒼がくること自体違和感しかないのだ。ちなみに紅の騎士や翠の騎士などがいる。どちらも生存しており、ここ日本へ来ておる。宝珠パライド目当てだろうな。
…まあ、そうなるよな。ある程度は理解できたよ。ありがとう。じゃあ俺は行くから。凛が待ってる
いや、だめだが?
は?
異能の扱いに慣れろといったはずだ。逃げるのならわたしを倒してから行け
倒していいのか?
うむ。倒せるのならな
っ―!
レオは2歩飛び退くと異能で爪を伸ばす
抜いたな、異能を。ならばわたしも倒していいんだな?
そういうつもりだ。いくぞっ!
「荒爪」!
今の限界まで伸ばし細めた爪でムスビを掬うようにして切り裂く
粗いな…そんなじゃわたしは倒せない。
えいっ!
的確に、速光に投げられたクナイは
正確にレオの右膝を貫いた―。
うぐっ…!?なんの!はああっ!!!
「刺爪」!!!
レオは伸ばしきった爪で連続の突き攻撃を繰り出した
粗いといっておる。そんなんじゃ
殺してくれといっているようなものよ。
ムスビはその突きを軽々と避けてみせた
なっ……くぅぅ!!
片膝をつき動きを止めたレオ。
それに歩いて近づくムスビ
さて。まだ出ていこうというの?
当然だ。
何故だ
ここには死はない。あるのは安寧という名の自由だぞ?拒む理由がどこにある。
俺が小っさい頃にいた妹が戻ってきたんだよ。なのにお茶さえ出してねえ。妹だぞ?なんもしてやれねえってのは嫌なんだ。だった、かもしれねえが兄だからな
なるほど。そっちの事情は理解した。ならばその妹も連れてこればいいじゃない。
はあ?いや、あのな――
いいじゃないのさ。それともその妹とデキてたり…?
しないしない!この間再会したばかりだっての!
ふむふむ。なら連れてこれば―
なんか嫌だ。
ほれデキてるじゃない!もういいわ!!そこまでいうなら行ってらっしゃい!あ、帰ってこなかったら腕ずくで迎えに行くから。そのつもりでどうぞ
恐ろしっ!?…けどわかった。3日くれないか?
だーめ。2日で帰ってきなさいな。わかった?
ああ。じゃあな。
(待ってろ凛…今いくからな…!)
それからレオは山を降り、町がみえた。
…なんだか久しぶりな気がする…なっと!
レオはうんと伸びをしたあと、凛の待つ家へ向かった。
――――8章――――
その頃、凛はと
あ、あちゃあ~!!
聴こえてます!聴こえてますってレオ兄さん!
ああもうっ、レオ兄さんったらああっ!!!
ベッドの上で歓喜の
のたうちまわりを禁じ得ない凛がいた。
わたしのこと好きすぎますって!お茶出してない!?そんなのいいから今すぐ抱き締めてー!
ピンポーン
あ!レオ兄さん!?今開けまーす!!
ああ、悪いな遅くなって。
レオ兄さーーんっ!!!
扉が開くなりレオに飛びつく凛
わわっ、なんだ凛、ちょっと!離れろ!
嫌ですぅ~!そんなこと言って本当は離れたくないんですよね!?ね!?
はあ?どこ情報だよそれ。いいから離れろ!
どこ情報?そ・れ・は♡
(兄さんですよ)
レオの耳元で囁く。直後、場が静まる。
どういうことだ?
あ~…えっと、わたしの異能(カイザーマップ)の効果で、1度繋がった人がどこにいても盗聴できるんです。なのでさっきの話も全部聴こえてました。
なっ、このっ!!はあ!?い、いや別になんでもねえよ!
レオの顔がみるみるうちに赤くなる
うふふっ
否定を吐いても見え見えですよレオ兄さん
はあ!?いやそんなのないからな!?勘違いするなよ!?
いやいや~勘違いじゃないはずですしね。さ、向こうに行きましょう。
そういいながらベッドを指差す凛
(なんだよ…眠いならそう言えっての。)
わかったよ。メシは明日なのな。
歯は磨いたか?顔は洗った?
え!あー、えっと…はい
(ちょっとー!からかうつもりだったのに
ヤる気なの!?レオ兄さんのえっちー!)
そうか。なら少し待っていてくれ。俺も準備してくる
すたすた歩いて洗面所へ向かう。そして歯磨き
洗顔を済ませてベッドへ向かった。
おまた…せ
はああっ!?なんて格好だよ!
え~?レオ兄さんはそっちの方がいいですか?
そっちってどっちだよ!いいから服を着ろ!!!
目のやり場に困る!
…むぅ。わかりました。はい、これでいいですか?
あ、ああ。じゃあ寝るぞ
え?
えってなんだよえって。いや寝るんだろ?
あ、えっとその…あの……あはは…
ん?もういい時間だし、寝るぞ。俺はもう寝る。おやすみ
は、はい…おやすみなさいレオ兄さん
それから数分後
…なあ凛。まだ起きてるか?
…
……
………
寝てるか。なら都合がいい。俺は凛のことが好きだ。だから変な誘惑には乗れない。凛と今の関係が、つまりは仲良しな時間が心地いいからな。下手に壊せないってところだ。だから今は…すまない。
そのまま眠りについたレオだった。
あとがき
はいはいどーもっ、私だよー!
今回も読んでくれてありがとっ!!!
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