55 / 63
異世界スパルタ義務教育化計画
女神「給食当番セット(白衣・三角巾)送ったわ〜」 →料理長「【黄泉へ誘う白き死装束の晩餐会】が始まった……!」
しおりを挟む
「あー、前回の笛、耳キーンなったわ……」
わたしは天界のソファで、耳のマッサージをしていた。 そこへ、柱の陰からオドオドした視線を感じる。
「……あ、あの……女神センパイ……?」
「ん? 誰? あ、新入りの!」
そこにいたのは、ボサボサの黒髪で目が隠れがちな、小柄な女の子。 事務方(記録係)の新人、ミオちゃんだ。
「どしたの? そんなとこ隠れてないでこっち来なよ~」
「ひぃっ……! い、いえ、私なんかは陰でジメジメしてるのがお似合いなので……」 「ただ、その……センパイの『教育計画』のデータ整理が終わったので……報告を……」
ミオちゃんは震える手でタブレットを差し出す。 声ちっさ。かわいいかよ。
「ありがと~! ミオちゃん仕事早すぎ! マジ神!」
「そ、そんな……! 私なんてミジンコ以下の存在ですぅ……」 「で、でも……センパイのやり方、すごいです……。毎回カオスなのに、結果的に解決してて……そ、尊敬してます……(ボソッ)」
「え、マジ? 褒められた? やっぱウチ天才?」
テンション上がったわたしは、ミオちゃんの肩をバンバン叩いた。
「よーし、じゃあ今日はミオちゃんも見学してきなよ!」 「次はお腹も心も満たす『食育』の時間だから!」
「えっ……い、いいんですか? 私なんかが……」 「いいのいいの! ほら、これ送るから!」
【給食当番パーフェクトセット(白衣・帽子・三角巾・おたま・配膳台)】
衛生管理の基本、真っ白なユニフォーム。 そして、みんなに均等に食事を配るための神器、おたま。
「これ着て配膳すれば、清潔だし『奉仕の心』も育つっしょ!」 「みんなで仲良く『いただきまーす』ってね!」
おいしい給食、転送ポチー!
「あわわ……ボ、ボタン押す指がお綺麗ですぅ……」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
──戦場の最前線・野営地「炊事場」──
「……食料が尽きかけている」
料理長のガストンは、薄まったスープの鍋を前に絶望していた。 長引く戦い。兵士たちの腹は減り、不満が溜まっている。 このままでは暴動が起き、共食いすら始まりかねない。
「どうすれば……。どうすれば少ない食料で、全員を納得させられる……?」
その時。 炊事場の机の上に、真っ白に畳まれた『布の山』と、銀色に輝く『鉄の柄杓(ひしゃく)』が出現した。
「なんだ? 死に装束か?」
ガストンが布を広げる。 潔癖なまでに白い上着。 そして、頭に巻くための白い三角形の布。
「……三角の布。これは……」
その場にいた料理人たちが息を呑む。 この世界において、頭に白い三角の布をつけるのは──『幽霊』か『死人』だけだ。
「わかったぞ……。これは神からの『最期の慈悲』だ」
ガストンが静かに告げる。 「この食事が、兵士たちにとっての『最後の晩餐』になるということだ」 「我々は『黄泉(よみ)の料理番』となり、彼らを死の世界へ送り出す儀式を行えと……」
「そ、そんな……!」 「嫌だ! 俺はまだ死にたくない!」
「黙れ! 神命だ!」 ガストンは白衣を羽織り、頭に三角巾をつけた。 その姿は、まさしく日本のお化け屋敷に出てくる幽霊そのものだったが、彼らの目には『死を告げる白き処刑人』に映った。
「着ろ。そして、この『銀の裁き杓(さばきじゃく)』を持て」
料理人たちが泣きながら白装束を纏う。 薄暗い炊事場に、白い服を着た集団がゆらりと並ぶ。
「配膳だ……。一人たりとも残すな。平等に、死を分け与えるのだ……」
***
食堂テントに、兵士たちが集まっていた。 そこへ、ガラガラと音を立てて、白い服の集団(給食当番)が入ってきた。
「……え?」 「なんだあの格好は……?」
全員が頭に「死人の三角巾」をつけている。 目には光がなく(※緊張しているだけ)、無言で銀色の柄杓を構えている。
「ひぃっ!? し、死神だ!」 「迎えに来たんだ! このスープを飲んだら死ぬんだ!」
ガストンが一歩前に出る。 「……並べ。静かに並べ」
ドスの効いた声。 兵士たちは震え上がり、一列に整列した。
「皿を出せ」
ガストンがおたまですくったのは、具の少ない薄いスープ。 だが、彼はそれを慎重に、一滴もこぼさずに注いだ。
「……均等だ。誰一人として、多くも少なくもない」 「これが『命の計量』だ」
兵士が震える手で皿を受け取る。 「た、助けて……」
「残すなよ」 ガストンの目が光る。 「一粒でも残せば……わかっているな?(※食材を粗末にするなという意味)」
「ヒィィィッ! 残せば地獄行きだぁぁぁ!」
「いただきます! 死ぬ気でいただきますぅぅぅ!」
兵士たちは泣きながら、猛烈な勢いでスープを流し込んだ。 嫌いな野菜が入っていようが、味が薄かろうが関係ない。 残せば「白き死神」に魂を持っていかれるのだ。
「うまい……うまいですぅ……(号泣)」 「俺、これ食べ終わったら、故郷の母ちゃんに……うっ、うぅっ!」
結果、野営地の食事マナーは劇的に向上した。 皿は舐めたように綺麗になり、フードロスはゼロ。 全員が「今日が最後かもしれない」という緊張感で食事をするため、感謝の祈りが絶えなくなった。
「見ろ……。彼らの食欲を」 ガストンは三角巾を直しながら呟いた。 「これが『生への執着』か……。我々の儀式は成功したようだな」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「……こっわ」
わたしはポテチの手を止めて、ドン引きしていた。 横にいるミオちゃんも、タブレットを抱きしめてガタガタ震えている。
「あ、あの……センパイ……」 「なんで『いただきます』が、あんなに絶望的な響きになるんですか……?」 「あと、あの三角巾……やっぱり向こうの世界だと『アレ』に見えるんですね……」
「いや、知らなかったし!」 「ただの衛生用品だから! 幽霊コスプレじゃないから!」
でも、画面の中の兵士たち、めちゃくちゃ行儀よく食べてる。 お皿ピカピカじゃん。
「……ま、いっか!」 「結果的に好き嫌いなくなったし? 食材も無駄にしてないし?」
「ね? ミオちゃん、これがわたしの教育方針!」 「『恐怖』と『満腹』は紙一重ってことよ!」
「は、はい……! 勉強になります……!(メモメモ)」 「(センパイの思考回路、深すぎて怖い……けど、すごいですぅ……!)」
ミオちゃんの尊敬の眼差し(と若干の恐怖)を受けながら、わたしは次のページをめくった。
「よーし、お腹もいっぱいになったことだし!」 「次は腹ごなしに『体育』の時間といきましょうか!」
「運動不足のあいつらに、チームワークとルールの厳しさを教えてやるわ!」 「ボールは友達! ……になれるかな?」
わたしは天界のソファで、耳のマッサージをしていた。 そこへ、柱の陰からオドオドした視線を感じる。
「……あ、あの……女神センパイ……?」
「ん? 誰? あ、新入りの!」
そこにいたのは、ボサボサの黒髪で目が隠れがちな、小柄な女の子。 事務方(記録係)の新人、ミオちゃんだ。
「どしたの? そんなとこ隠れてないでこっち来なよ~」
「ひぃっ……! い、いえ、私なんかは陰でジメジメしてるのがお似合いなので……」 「ただ、その……センパイの『教育計画』のデータ整理が終わったので……報告を……」
ミオちゃんは震える手でタブレットを差し出す。 声ちっさ。かわいいかよ。
「ありがと~! ミオちゃん仕事早すぎ! マジ神!」
「そ、そんな……! 私なんてミジンコ以下の存在ですぅ……」 「で、でも……センパイのやり方、すごいです……。毎回カオスなのに、結果的に解決してて……そ、尊敬してます……(ボソッ)」
「え、マジ? 褒められた? やっぱウチ天才?」
テンション上がったわたしは、ミオちゃんの肩をバンバン叩いた。
「よーし、じゃあ今日はミオちゃんも見学してきなよ!」 「次はお腹も心も満たす『食育』の時間だから!」
「えっ……い、いいんですか? 私なんかが……」 「いいのいいの! ほら、これ送るから!」
【給食当番パーフェクトセット(白衣・帽子・三角巾・おたま・配膳台)】
衛生管理の基本、真っ白なユニフォーム。 そして、みんなに均等に食事を配るための神器、おたま。
「これ着て配膳すれば、清潔だし『奉仕の心』も育つっしょ!」 「みんなで仲良く『いただきまーす』ってね!」
おいしい給食、転送ポチー!
「あわわ……ボ、ボタン押す指がお綺麗ですぅ……」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
──戦場の最前線・野営地「炊事場」──
「……食料が尽きかけている」
料理長のガストンは、薄まったスープの鍋を前に絶望していた。 長引く戦い。兵士たちの腹は減り、不満が溜まっている。 このままでは暴動が起き、共食いすら始まりかねない。
「どうすれば……。どうすれば少ない食料で、全員を納得させられる……?」
その時。 炊事場の机の上に、真っ白に畳まれた『布の山』と、銀色に輝く『鉄の柄杓(ひしゃく)』が出現した。
「なんだ? 死に装束か?」
ガストンが布を広げる。 潔癖なまでに白い上着。 そして、頭に巻くための白い三角形の布。
「……三角の布。これは……」
その場にいた料理人たちが息を呑む。 この世界において、頭に白い三角の布をつけるのは──『幽霊』か『死人』だけだ。
「わかったぞ……。これは神からの『最期の慈悲』だ」
ガストンが静かに告げる。 「この食事が、兵士たちにとっての『最後の晩餐』になるということだ」 「我々は『黄泉(よみ)の料理番』となり、彼らを死の世界へ送り出す儀式を行えと……」
「そ、そんな……!」 「嫌だ! 俺はまだ死にたくない!」
「黙れ! 神命だ!」 ガストンは白衣を羽織り、頭に三角巾をつけた。 その姿は、まさしく日本のお化け屋敷に出てくる幽霊そのものだったが、彼らの目には『死を告げる白き処刑人』に映った。
「着ろ。そして、この『銀の裁き杓(さばきじゃく)』を持て」
料理人たちが泣きながら白装束を纏う。 薄暗い炊事場に、白い服を着た集団がゆらりと並ぶ。
「配膳だ……。一人たりとも残すな。平等に、死を分け与えるのだ……」
***
食堂テントに、兵士たちが集まっていた。 そこへ、ガラガラと音を立てて、白い服の集団(給食当番)が入ってきた。
「……え?」 「なんだあの格好は……?」
全員が頭に「死人の三角巾」をつけている。 目には光がなく(※緊張しているだけ)、無言で銀色の柄杓を構えている。
「ひぃっ!? し、死神だ!」 「迎えに来たんだ! このスープを飲んだら死ぬんだ!」
ガストンが一歩前に出る。 「……並べ。静かに並べ」
ドスの効いた声。 兵士たちは震え上がり、一列に整列した。
「皿を出せ」
ガストンがおたまですくったのは、具の少ない薄いスープ。 だが、彼はそれを慎重に、一滴もこぼさずに注いだ。
「……均等だ。誰一人として、多くも少なくもない」 「これが『命の計量』だ」
兵士が震える手で皿を受け取る。 「た、助けて……」
「残すなよ」 ガストンの目が光る。 「一粒でも残せば……わかっているな?(※食材を粗末にするなという意味)」
「ヒィィィッ! 残せば地獄行きだぁぁぁ!」
「いただきます! 死ぬ気でいただきますぅぅぅ!」
兵士たちは泣きながら、猛烈な勢いでスープを流し込んだ。 嫌いな野菜が入っていようが、味が薄かろうが関係ない。 残せば「白き死神」に魂を持っていかれるのだ。
「うまい……うまいですぅ……(号泣)」 「俺、これ食べ終わったら、故郷の母ちゃんに……うっ、うぅっ!」
結果、野営地の食事マナーは劇的に向上した。 皿は舐めたように綺麗になり、フードロスはゼロ。 全員が「今日が最後かもしれない」という緊張感で食事をするため、感謝の祈りが絶えなくなった。
「見ろ……。彼らの食欲を」 ガストンは三角巾を直しながら呟いた。 「これが『生への執着』か……。我々の儀式は成功したようだな」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「……こっわ」
わたしはポテチの手を止めて、ドン引きしていた。 横にいるミオちゃんも、タブレットを抱きしめてガタガタ震えている。
「あ、あの……センパイ……」 「なんで『いただきます』が、あんなに絶望的な響きになるんですか……?」 「あと、あの三角巾……やっぱり向こうの世界だと『アレ』に見えるんですね……」
「いや、知らなかったし!」 「ただの衛生用品だから! 幽霊コスプレじゃないから!」
でも、画面の中の兵士たち、めちゃくちゃ行儀よく食べてる。 お皿ピカピカじゃん。
「……ま、いっか!」 「結果的に好き嫌いなくなったし? 食材も無駄にしてないし?」
「ね? ミオちゃん、これがわたしの教育方針!」 「『恐怖』と『満腹』は紙一重ってことよ!」
「は、はい……! 勉強になります……!(メモメモ)」 「(センパイの思考回路、深すぎて怖い……けど、すごいですぅ……!)」
ミオちゃんの尊敬の眼差し(と若干の恐怖)を受けながら、わたしは次のページをめくった。
「よーし、お腹もいっぱいになったことだし!」 「次は腹ごなしに『体育』の時間といきましょうか!」
「運動不足のあいつらに、チームワークとルールの厳しさを教えてやるわ!」 「ボールは友達! ……になれるかな?」
0
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月中旬出棺です!!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる