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「……いいですか、セバス。今日の私は『愛が冷めきって、婚約者に別の女性を勧める冷淡な女』を完璧に演じきってみせますわ」
王宮の一角にあるガゼボで、ルルナは鏡に向かって冷ややかな微笑みの練習をしていた。
今日の茶会には、あの「光の令嬢」ことカトリーヌも招待されている。
ルルナの狙いはただ一つ。
アリスティアをカトリーヌと二人きりにさせ、自分は「どうぞご自由に」と背を向けることだ。
「お嬢様、その作戦……。殿下がカトリーヌ様を文字通り『光の速さ』で追い出す未来しか見えないのですが、よろしいのですか?」
「いいのよ! アリス様だって男の子ですもの。私のようなどす黒いオーラを放つ女より、キラキラと輝く可憐な令嬢の方がいいに決まっていますわ。私は今日、嫉妬という感情を完全に捨て去りますの!」
ルルナは拳を握りしめ、自分に言い聞かせた。
胸の奥が少しだけチクリとするのは、きっと昨日食べた激辛シチューの余韻に違いない。
そう、これは胃痛。恋の痛みなどではない。
茶会が始まると、ルルナはさっそく行動を開始した。
隣に座ろうとするアリスティアを扇子で制し、あえて遠くの席へ座らせる。
そして、戸惑うカトリーヌを彼の隣へと誘導した。
「さあ、カトリーヌ様。アリス様の隣はとても眺めがいいですわよ。存分に光を振りまいて、殿下の澱んだ(愛という名の)心を浄化して差し上げなさいな」
「えっ、ええ……? オーブライト様、よろしいのですか……?」
カトリーヌは困惑しながらも、憧れのアリスティアの隣に座り、頬を赤らめた。
ルルナはそれを見て、心の中で「よしっ!」とガッツポーズを作る。
さあ、これを見なさいアリス様。私は全く嫉妬していませんわよ!
アリスティアは、カトリーヌには目もくれず、遠くに座ったルルナをじっと見つめた。
「……ルルナ。どうしてそんなに遠くに座るんだい? 僕の隣が嫌なら、僕が君の膝の上に座ってもいいんだよ?」
「公共の場で破廉恥なことを仰らないでくださいまし! ほら、カトリーヌ様があなたにお話があるそうですわよ。私はあちらでセバスとアリの巣を観察しておりますから、お二人でごゆっくり!」
ルルナは立ち上がり、本当にアリの巣を探しに庭の端へと移動した。
背中でアリスティアの視線が突き刺さるのを感じるが、無視だ。
「嫉妬しない女はつまらない」と、昔読んだ恋愛小説にも書いてあった。
これこそが、彼に愛想を尽かされるための最短ルート。
しかし、現実はルルナの予想を無惨に裏切る。
「あ、あの、アリスティア殿下! 今日の光り輝く日差しのように、殿下の瞳も……」
「……邪魔だ。どいてくれ」
「ひえっ!?」
アリスティアの氷点下を下回る声が響いた。
ルルナが慌てて振り返ると、そこには涙目で震え上がるカトリーヌと、椅子を蹴らんばかりの勢いで立ち上がる王子の姿があった。
「ア、アリス様!? 何をしてますの! せっかくカトリーヌ様が詩的な表現であなたを褒めてくださったのに!」
アリスティアはスタスタとルルナのもとへ歩み寄り、彼女の腰を乱暴に抱き寄せた。
その瞳は、怒りよりも深い「飢餓感」に満ちている。
「ルルナ……。君は僕を試しているんだね? あんな女を隣に置いて、僕が浮気をするかどうか見極めようとしているんだろう。ああ、なんて残酷な遊びなんだ」
「遊びじゃありませんわ! 本気で二人仲良くしてほしいと思っているんですのよ!」
「嘘をつけ。君のその、今にも泣き出しそうな瞳が全てを物語っているよ。……そうか、君は言葉では『譲る』と言いながら、心では僕が彼女を拒絶することを期待していたんだね? 僕の忠誠心を確認したかったんだ。……愛されているなあ、僕は!」
「ポジティブの化け物ですか、あなたはーっ!」
アリスティアはルルナの顔を両手で挟み込み、逃げ場を奪った。
彼の至近距離の吐息が、ルルナの頬を熱く撫でる。
「カトリーヌ嬢。君には感謝するよ。君という『不快な比較対象』がいたおかげで、ルルナの美しさがより際立った。……もう用はない、消えてくれ。僕とルルナの神聖なアリの巣観察を邪魔しないでほしい」
「ひ、ひぃぃぃ……っ! ご、ごめんなさいませーっ!」
カトリーヌは脱兎のごとく逃げ去っていった。
もはや、ライバル令嬢としてのプライドなど微塵も残っていない。
残されたのは、不機嫌そうな王子と、呆然とするルルナだけだった。
「……アリス様。私、本当に嫉妬していないんですのよ。ただ、あなたが私のような無能な女といるより、彼女のような方といた方が幸せになれると思っただけで……」
ルルナが力なく呟くと、アリスティアはふっと表情を和らげた。
彼はルルナの額に自分の額を預け、囁くように言った。
「ルルナ。僕の幸せを、君が勝手に決めないでくれ。……君が僕を突き放そうとするたびに、僕の心は君を求めて狂いそうになるんだ。嫉妬してくれないなら、僕が君を嫉妬させてみせようか? ……それとも、もっと激しいやり方で僕を刻み込んでほしいのかい?」
アリスティアの手が、ルルナの背中をゆっくりと這い上がる。
その執着の色に、ルルナは背筋が凍るような、けれど同時に抗いがたい熱を感じてしまった。
(……ダメ。このままじゃ、本当に絆されてしまうわ)
ルルナは必死で彼を押し返したが、心臓の鼓動は自分でも驚くほど速くなっていた。
「嫉妬できない」自分に安堵していたはずなのに、カトリーヌが彼に近づいた時、本当は少しだけ、本当に少しだけ胸が苦しかったことに気づいてしまったから。
「……セバス。私、悪役令嬢に向いていないどころか、自分の心すら制御できなくなってきましたわ」
「お嬢様。それを世間では『降参間近』と呼ぶのでございますよ」
ルルナの「嫉妬拒否」作戦は、皮肉にも二人の独占欲を煽る結果に終わった。
そして、この様子を苦々しく見つめる影が、次なる一手を準備していたのである。
王宮の一角にあるガゼボで、ルルナは鏡に向かって冷ややかな微笑みの練習をしていた。
今日の茶会には、あの「光の令嬢」ことカトリーヌも招待されている。
ルルナの狙いはただ一つ。
アリスティアをカトリーヌと二人きりにさせ、自分は「どうぞご自由に」と背を向けることだ。
「お嬢様、その作戦……。殿下がカトリーヌ様を文字通り『光の速さ』で追い出す未来しか見えないのですが、よろしいのですか?」
「いいのよ! アリス様だって男の子ですもの。私のようなどす黒いオーラを放つ女より、キラキラと輝く可憐な令嬢の方がいいに決まっていますわ。私は今日、嫉妬という感情を完全に捨て去りますの!」
ルルナは拳を握りしめ、自分に言い聞かせた。
胸の奥が少しだけチクリとするのは、きっと昨日食べた激辛シチューの余韻に違いない。
そう、これは胃痛。恋の痛みなどではない。
茶会が始まると、ルルナはさっそく行動を開始した。
隣に座ろうとするアリスティアを扇子で制し、あえて遠くの席へ座らせる。
そして、戸惑うカトリーヌを彼の隣へと誘導した。
「さあ、カトリーヌ様。アリス様の隣はとても眺めがいいですわよ。存分に光を振りまいて、殿下の澱んだ(愛という名の)心を浄化して差し上げなさいな」
「えっ、ええ……? オーブライト様、よろしいのですか……?」
カトリーヌは困惑しながらも、憧れのアリスティアの隣に座り、頬を赤らめた。
ルルナはそれを見て、心の中で「よしっ!」とガッツポーズを作る。
さあ、これを見なさいアリス様。私は全く嫉妬していませんわよ!
アリスティアは、カトリーヌには目もくれず、遠くに座ったルルナをじっと見つめた。
「……ルルナ。どうしてそんなに遠くに座るんだい? 僕の隣が嫌なら、僕が君の膝の上に座ってもいいんだよ?」
「公共の場で破廉恥なことを仰らないでくださいまし! ほら、カトリーヌ様があなたにお話があるそうですわよ。私はあちらでセバスとアリの巣を観察しておりますから、お二人でごゆっくり!」
ルルナは立ち上がり、本当にアリの巣を探しに庭の端へと移動した。
背中でアリスティアの視線が突き刺さるのを感じるが、無視だ。
「嫉妬しない女はつまらない」と、昔読んだ恋愛小説にも書いてあった。
これこそが、彼に愛想を尽かされるための最短ルート。
しかし、現実はルルナの予想を無惨に裏切る。
「あ、あの、アリスティア殿下! 今日の光り輝く日差しのように、殿下の瞳も……」
「……邪魔だ。どいてくれ」
「ひえっ!?」
アリスティアの氷点下を下回る声が響いた。
ルルナが慌てて振り返ると、そこには涙目で震え上がるカトリーヌと、椅子を蹴らんばかりの勢いで立ち上がる王子の姿があった。
「ア、アリス様!? 何をしてますの! せっかくカトリーヌ様が詩的な表現であなたを褒めてくださったのに!」
アリスティアはスタスタとルルナのもとへ歩み寄り、彼女の腰を乱暴に抱き寄せた。
その瞳は、怒りよりも深い「飢餓感」に満ちている。
「ルルナ……。君は僕を試しているんだね? あんな女を隣に置いて、僕が浮気をするかどうか見極めようとしているんだろう。ああ、なんて残酷な遊びなんだ」
「遊びじゃありませんわ! 本気で二人仲良くしてほしいと思っているんですのよ!」
「嘘をつけ。君のその、今にも泣き出しそうな瞳が全てを物語っているよ。……そうか、君は言葉では『譲る』と言いながら、心では僕が彼女を拒絶することを期待していたんだね? 僕の忠誠心を確認したかったんだ。……愛されているなあ、僕は!」
「ポジティブの化け物ですか、あなたはーっ!」
アリスティアはルルナの顔を両手で挟み込み、逃げ場を奪った。
彼の至近距離の吐息が、ルルナの頬を熱く撫でる。
「カトリーヌ嬢。君には感謝するよ。君という『不快な比較対象』がいたおかげで、ルルナの美しさがより際立った。……もう用はない、消えてくれ。僕とルルナの神聖なアリの巣観察を邪魔しないでほしい」
「ひ、ひぃぃぃ……っ! ご、ごめんなさいませーっ!」
カトリーヌは脱兎のごとく逃げ去っていった。
もはや、ライバル令嬢としてのプライドなど微塵も残っていない。
残されたのは、不機嫌そうな王子と、呆然とするルルナだけだった。
「……アリス様。私、本当に嫉妬していないんですのよ。ただ、あなたが私のような無能な女といるより、彼女のような方といた方が幸せになれると思っただけで……」
ルルナが力なく呟くと、アリスティアはふっと表情を和らげた。
彼はルルナの額に自分の額を預け、囁くように言った。
「ルルナ。僕の幸せを、君が勝手に決めないでくれ。……君が僕を突き放そうとするたびに、僕の心は君を求めて狂いそうになるんだ。嫉妬してくれないなら、僕が君を嫉妬させてみせようか? ……それとも、もっと激しいやり方で僕を刻み込んでほしいのかい?」
アリスティアの手が、ルルナの背中をゆっくりと這い上がる。
その執着の色に、ルルナは背筋が凍るような、けれど同時に抗いがたい熱を感じてしまった。
(……ダメ。このままじゃ、本当に絆されてしまうわ)
ルルナは必死で彼を押し返したが、心臓の鼓動は自分でも驚くほど速くなっていた。
「嫉妬できない」自分に安堵していたはずなのに、カトリーヌが彼に近づいた時、本当は少しだけ、本当に少しだけ胸が苦しかったことに気づいてしまったから。
「……セバス。私、悪役令嬢に向いていないどころか、自分の心すら制御できなくなってきましたわ」
「お嬢様。それを世間では『降参間近』と呼ぶのでございますよ」
ルルナの「嫉妬拒否」作戦は、皮肉にも二人の独占欲を煽る結果に終わった。
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