わたくしは親も兄弟もおりません!自由にさせていただきます!……はぁぁ?今更何をおっしゃいますの?

刹那玻璃

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わたくしは、誰なのでしょう?

なんで、なんで、なんで?……ナナ目線(ザマァレベル2)

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 あの日、父さんに叩かれた頬を、今日、あのアンディールに叩かれた。

 何で叩くのよ!
 父さんもアンディールも人の頬を、何かの八つ当たりの道具だと思ってるわけ?

 それに、悪いのは私じゃないじゃない!
 あの子よ!
 あたしが生んだはずだけど、全然似てない!
 何歳だったか覚えてないけど、口も達者だし、嫌みたらしく、あたしをお母さま、アンディールをお父さまと言う。
 ママ、パパって言えないの?
 懐かないし、可愛くないわ!

 そう、あの子は生まれた時から可愛くなかった。
 だって、目がぎょろっと大きくて、頭だけが大きくて、手足が棒切れのようだった。
 まるで異星人みたいだった。
 それに、あたしに似たら黒、アンディールに似たら銀のストレートの髪、瞳も黒か緑だったはずなのに、瞳は明るいブルーで髪はふわふわで淡い金。
 いくつになったのか忘れたけど、未だに手足は小さくて、ひょろっとしてて、色白で、小賢しい。

「あんなの、全然可愛くないわ!」
「何いってんだか! お前の方が可愛くないなぁ……」

 あたしが倒れ込んでいるのに、その前に片膝をつけ腰を落とした性別不詳の美少女に見える幼なじみ……ラファ兄さんが言う。
 助けてくれるのかしら?
 じゃぁ、早く手当して欲しいわ、口の中、血の味がするんだもの。

「アンディール……じゃないな、ラズラエラルは、ちゃんと自分の行いを顧みて反省してる。それに、お前が不貞腐れてる時に、あの子のことを心配していた」
「はぁぁ? あいつも演技してるんじゃないの?」



 あたしがさっき、アンディールに叩かれたのは、ラファ兄さんに言われた言葉に、こう答えたから。

「嘘ね。あの子、自分が構ってもらいたいから、気を引こうと演技してるのよ!」

 そうすると、初めて叩かれた。

「あの子は、お前みたいに演技はしない! 嘘はつけない! 嫌がらせもしていない! もういい加減に現実を見ろ! いつまでも甘ったれんな!」
「なっ! 何するの!」
「俺たちは、もう2度と王都に戻れないんだ。それに、財産も差し押さえられた。元々あったらあったで使いまくってたんだから、ほとんどなかったと思うぜ! それに、あの子の病気と今までの慰謝料も払うんだからな! 余剰はない。金もないから贅沢もできない。だけど、子供たちにもちゃんと教育を受けさせて、真っ当に生きることを教える! 今までのように、わがままも嘘も通用しない生活をするから、覚えておくといい!」

 なんて言うのよ?
 前だったら、私の言うこと聞いてくれたのに!

 それに、あの子が病気なんて嘘!
 周りに自分が私たちにいじめられてるとか、可哀想な子だって言ってるのよ!
 前は、アンディールだって、あたしの言うこと信じてくれたじゃない!
 おかしい、あの子が全部悪いのに!

 だってそうじゃない!
 いつもあたしたちが喧嘩をしていたら、いつの間にか近くに来てて、じっとあたしたちを見てた。
 そのあと、彗兄さん……アンディールの父親だから義父でもあるんだけど……に、夕食中に、

「また喧嘩したの? 恥ずかしいからやめなさい。なんで、毎回毎回くだらない理由で喧嘩をするの?」
「誰に喧嘩の理由を聞いたんですか?」
「わかるでしょ? 廊下やエントランスで騒いでるんだし」
「あ、あの子ですか! また?」
「私は誰が言ったなんて言ってないよ、言いがかりをつけるのをやめなさい!」

って言われたけど、あの時近くにいたのはあの子だけ。
 それに横を通っていたメイドや侍女、侍従たちなんて、はっきり言っていないものとして扱うべきよね。
 守秘義務があるんだもの、主人のことをそんなふうにチクったりしないわ!
 絶対あの子なのよ!
 可愛くない!



 それに、なんで、あたしたちがこんなところにきてるのよ!
 ここって、別邸のあるマルムスティーン領やカズール領じゃないわよね?
 どこに行ってるの?
 埃っぽいし……見るからに町はひなびて……。

「何? ここはどこなの? 帰りたいわ。こんなとこに可愛い子供たちといられない。いるのならまだ田畑が多い田舎だけど、マガタ領の別荘に行きたいわ」
「うわぁ……でた! これが自分が他より偉いとか思い上がってるセリフか……一応言っとくけど、この馬車は休憩を終えたら、南に走る。到着地であるスティアナ公国入口で、お前たちを下ろしたら、その地で監視任務を完了した騎士を乗せて帰るからな。お前の乗る場所ねえぞ」
「何ですって! なんで? おかしいじゃない! それに、私たち付きの侍女もいない、世話係もいない、子供達の面倒を見るナニーは? 荷物を運んでくれる侍従は?」
「いるわけねえだろ? これは元々騎士の移動用の馬車だ。本当はお前たちが乗るこの馬車を減らせたら、だいぶん早く移動できるのに、お前たちが騒ぐから迷惑かけてるんだよ! 反省しろ! 逆に歩いて移動なんて鬼畜発言をしたうちの上司を止めて、馬車を貸してくれたファルト家とスティアナ家に感謝しろ!」

 美人はいいわね……ついでに男だから、口が悪くても許してもらえる。
 あたし……そんなに、馬鹿だの阿呆だの言われるようなこと言ってる?
 ひどいわよ!
 やっぱり悪いのは……。

「おい、これだけ言っても反省しないのか? それに、そのガキども! 馬車に悪戯するなよ! その分、賠償金に上乗せするぞ! 全く! こいつらが、ここまで思い上がったのは、ラズラエラルのせいか? いや、お前が悪いんだな。ここまで驕慢で傲慢に育つとは、シュウ師匠も、可哀想すぎる。子供がバカに育つのは親が悪いと、俺の実の親があれだから思ってるが、シュウ師匠も瑞波さまもこいつ以外、ちゃんと育ててるんだから、こいつがバカなだけだろう……」
「こいつって、あたしにはちゃんと名前があるのよ! 呼びなさいよ!」

 むかっときたあたしは食ってかかる。
 そう、あたしにはちゃんとした名前があるんだから!

「へぇ~あったのか? お前、自分が産んだ子供を、あの子とか、あれとか呼んでたよな? 自分はそうよんでおいて、周りには自分をこう呼べって強要するんだな?」
「強要? 当然のことを言ったのよ!」
「じゃぁ、お前が産んだ子供の名前、ちゃんと呼べよ!」
「いやよ! あんな子の名前なんて覚えたくもない。可愛くもない!」
「あの子は可愛いとも。本気で可愛くねぇのは……お前の方だ! お前がそっくりだって言いはる、ちぃはもっと優しい目をしてるし、そんな歪んだ笑い方してねぇ。お前、そんな醜い顔して、周囲に嫌がらせをして、嘲笑って、いじめてたんだ……そりゃ近くにいるこのバカたちも、真似するわな」

 やれやれと言いたげに首を振る。

「どう言う意味よ!」
「どう言う意味もねえだろ? お前、レクの二葉だけじゃなく、俺の那智や、その姉の星蘭、それに、六槻姉さま、その娘のアルドリーンを見下して、いじめてたじゃねえか。はっ! 自分が不細工だからって、自分より可愛くて性格が良くて賢くて、真面目で努力のできる女の子を、いじめて泣かせることで喜びを覚えてたんだろ? しかも、ちぃが好きだった日向夏も、ちぃに近づけたくないから、王宮に行っては嫌がらせしてたらしいな? 幸矢兄の次女以下5人が、あの馬鹿げた嫌がらせ覚えたのって、お前が煽ったんだろ? 最低だな! お前は知らないふりをしたつもりだろうが、幸矢兄とルゥ姉はわかってるとも! だから二人は、自分の腹を痛めた子供を5人切り捨てることで……お前には次がないぞって伝えてたんだ。お前は理解できなかったんだろうけどな!」
「あ、あたしが何をしたのよ!」
「何をって、今言っただろ? 聞こえなかったのか? 幼なじみ、従姉妹、その子供をいじめ、異性に媚びる。自分の弟を文字通り子分以下の奴隷同様に扱って、自分は独裁者か? 偉いつもりか? バカじゃないか? お前のような奴をなんて言うか知ってるか? 自己中女、現実を見ないバカ、世界ば自分だけのものと思い込んでる愚か者、クズだ」

 あたしよりも可愛らしい、ラファ兄さんの顔が歪む。

「本気で醜いよ。汚い! でも一つだけ、俺をはじめとして、レクやちぃたちに、いいことしてくれたな?」
「な、何よ?」
「お前がゴミ、ただの石ころと思ってた、見下してた女の子はみんな宝石の原石だったってことだ。お前が自分が父親が大公だから偉い、家族が優しい、夫は自分を愛してるから自分はこんなに素敵なドレスが着られる、黒髪が似合うと、自慢するごとに傲慢に振る舞うたびに醜く腐れ果てていく。その陰で自信を無くし、怯えていた女の子たちは、自分自身に自信を持って、変わろうと努力していく。たとえ小さく弱い花の蕾だったとしても、知識、マナー、言葉遣い、気遣いなどを覚えて理解し実践することで、それが養分となり、美しく花ひらいた。今、腐り落ちたお前から離れた小さな種は、ちぃたちのそばで目が覚めたぞ」

 ラファ兄さんの見た目とは違う少しゴツゴツとした手が、あたしの手首を掴む。

「お前があのそっくりなガキどもと堕ちていくそこは、お前が馬鹿にしてたスティアナ領だ。レクと二葉が住んでた首都になる町じゃない。その手前の山にある集落だ。そこには鉱山があり、お前の大好きな宝石がとれる場所さ。あぁ、一応お前はその石に触れることはない。お前はその集落の住人のために料理を作る。食堂のおばちゃんだな。お前の旦那は術が使えるから、医師として働く。頑張れよ」
「何でよ! おかしいじゃない! あたしはグランディアの……」
「お前、もう戸籍消されてるぜ。自分の名前言ってみろ。その名前は、エイ館長が確か『コトダマを消した』ってさ。無意味、使えない、声にならないんだと。まぁ、自分の名前が言えないくらいで済んで良かったな? お前は」
「そんなはずはないわよ! あたしは***……えっ?」

 口から、あたしの名前は出てこない。
 えっ? おかしいわ。
 だって、あたしは……。

「お前の両親の名前も、家名も、呼べない。声に出ない」

 あれほど嫌悪に満ちた目で見ていたのに、悲しそうな顔になってこちらを見る、この人……。

「哀れだな……本当は一つだけ、エイ館長……お前のおじいさまが温情を残してた。ただ一つ、お前があの子の名前を呼ぶこと。謝罪も必要ない。ただ名前を呼ぶだけで、このコトダマは発動しなかったのに! お前の名前は、意味はもう失われた。『名前は魂と同じ意味を持つ』『本質を表す』のだと、『それだけの重みがある』のだと、館長は言ってた。だから俺にも自分の名前は命も同然、大事にしろと言い聞かせてくれてた。でも、その孫のお前はその名前……命、心を軽んじた、侮った、蔑んだ、貶めた……館長は、お前たちがあの子の名前を呼ぶだけで、赦して欲しいと一族が奉る女神にお願いしていた。だが、お前はそれを踏みにじった。だから女神は、お前を自分の子ではないと切り捨てた。それでお前の名前は、本質を失ったから重みも何もなくなり、風の女神がお前たちの元から吹き飛ばした」
「……! そ、そんな……! じゃぁ、***は? ***は? アンディール、アンディールは呼べるわ!」
「アンディールという名は、国王陛下の亡き従兄で、前の王太子だったアンディール殿下のことか? もう、亡くなられておられるとはいえ、呼び捨てにするのは失礼だ」
「違うわよ! あいつよ! あいつ!」

 数日前からこちらに喋らなくなり、今日あたしを殴った……。

「あいつはラズラエラル。鉱山と、そのすぐ近くにある騎士の駐屯地で医師として働く者だ。姓はない。本人が望まなかった」
「何ですって! 名門********家の、もしくはうちの******だって! なんで? なんで出てこないの? おかしい!」
「だから、お前は名前を奪われた。もう戻ってこないし、きっと別の名もお前にはつかない、風の女神がお怒りだから。自分の行いを悔い改めようとした、ラズラエラルだけは許された。それに言っておく。お前が産んだ女の子は、女神に愛されていた。お前たちがちゃんと見ていなかったから、一歳検診も予防接種も怠っていたから! あの日、ちぃの部屋で高熱を出していて、診てもらったら、重い風疹だと診断された。それからずっと、生きるか死ぬかの瀬戸際を彷徨い、目を覚ました。本当に聴力が失われ、目もほとんど見えず、記憶もなくなっていた。嘘だと思うなら思ってろ! 自分に都合の良いことしか考えられないらしいが、今、お前たちの身に起こっていることは、お前たち自身の行いが還ったのだと思い知るがいい!」
「……っ! なんで? じゃぁ今呼べばいいの? じゃぁ、呼ぶわよ! ルナリア! あってるでしょ! あたしたちの名前を返して!」

 あたしは叫ぶ。
 今、声を出したら出てきたんだから大丈夫!
 間に合ったわよね?

「あははは!」

 目の前の**兄は、楽しそうに笑った。

「悪いな。言ってなかったか? その名前はもう、あの子の名前じゃない。言ったところで、もう意味はない。じゃぁな? 俺はここまでだ。あとは、ファルト領の騎士団に任せる。俺は、一応部下の交代を見届けるためにきた。これでも、全部の騎士団をまとめる存在だからな。それに、こちらは過酷な地域。怪我も多く病気になり担ぎ込まれる一般の人々も診る。その新しい医師の為人ひととなりを見ていたんだ。ラズラエラルは努力すれば大丈夫だが、名前のないお前……あぁ、食堂のおばちゃんは、どうするかな? 今まで通りで過ごせないと思うぞ?」

 立ち上がると、振り返る。
 少し離れたところで、子供達を捕まえ、厳しい顔で叱りつけていた、アンディールという名が失われた夫が、頭を下げる。

「申し訳ありませんでした。妻と子供たちが、大変失礼致しました。騎士団総団長」
「いや、構わない。預かったものは、渡せるようなら渡す。そして、こちらには物資が少ない。水などとともに、食料、そしてお前の仕事に必要な消耗品全般は、騎士団に早め早めに連絡して欲しい。こちらの風土病については、細かく記載されている書籍が医務室に揃っている。日誌も写しがあるはずだ」
「はい。到着し、引き継ぎをしていただきましたら、すぐに前任の方と消耗品を確認し、足りないものはすぐに報告いたします。それと、暇を見て、日誌と書籍、町の確認を致します。そして、定期的にこちらの様子を中央に送ってよろしいでしょうか?」
「慣れるまで無理はするな。この僻地は、数の少ない医師は、定期的に休暇の取れる騎士より過酷とも言える。休める時に休むように。騎士にもある程度の手当てのできるものも、僅かだが術を扱えるものもいる。ファルト騎士団長に聞いておくといい。これは命令だ」
「ありがとうございます。確か、水と風の術が使える騎士がいれば、治癒の術を覚えられるかと思います。確認しておきます。本当にありがとうございました。二人とも、団長にありがとうってお礼をいいなさい。さっき、飴をもらっただろう?」

 夫は自分の腕にしがみつく子供たちの顔を見て言い聞かせる。

「これからは、こんな飴は、パパの仕事では買いに行くことはできない。それに、団長は忙しいんだよ。だからこちらにはこられない。もう、会えないかもしれないんだ。ちゃんと、飴をありがとうございました。そして、気をつけてお帰りくださいって。言ってごらん?」

 言えるわけない。
 あの人は、厳しい人だった。
 子供たちに冷たかった。
 意地悪だった。

 父親と**兄を交互に見た息子が、父親から離れ、頭を下げた。

「……飴をくださって、ありがとうございます。そして、ごめんなさい。もう、会えないからいえないけど、いっぱい迷惑をかけてごめんなさい。お気をつけてお帰りください。騎士団長」
「……あぁ。お前も頑張れ」
「はい!」

 父親の手を握り、もう一度頭を下げる。
 しかし、娘は、

「飴、もっとちょうだい! 可哀想なのに! ***は可哀想な子だって、ママは言ったのに! ひどい!」
「やめなさい!」
「だめだよ! 僕の飴あげるから……ちゃんとありがとうって……」
「いや! 帰るもん! ママも言ったもん! こんなところいられないって!」
「やめなさい!」

夫が哀しそうに顔を歪め、娘の口を塞ぐと、息子と二人頭を下げる。

「申し訳ありません。私の教育がなっておりませんでした。飴は二人で分けますので、本当にありがとうございました」
「……仕事も大変だろうが……本当に無理はするなよ」

 ポンポン……夫と息子の頭を優しく叩き、馬車に乗るように促した。
 夫はこちらを見て、渋々馬車のタラップに足をかけた。
 扉が閉められ四人になった馬車の中は、男二人は顔を寄せて何かを話し、娘は泣きわめき……あたしは、なぜか虚しくなったのだった。
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